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9月28日午後2時45分ごろ、電話がかかってきた。女房が出たと思ったら、大きな声で、どうしたの、しっかりして、となにか切迫した様子が、別の部屋にいた僕につたわってきた。居間にとんでいった。女房が必死で、しっかり、落ち着いて、と電話機を握りしめながら言っている。どうした?愛かと言ったら、うなづいたが、顔色が変わっている。そのうち、男の人が出たと言って、僕に受話器を渡した。
男の声で、東京海上火災から頼まれた弁護士です、お嬢さんが大変な交通事故を起こされました。今、戸塚の交通裁判所にいます。
確認しますが、お父さんですね。(そうです。)
明日から留置されることになります。6ヶ月間です。もちろん、その間に裁判が開かれます。一旦留置されると、6カ月間は家にかえれません。それでは、裁判にも困りますし、お父さん、お母さんも困られると思います。
保釈という制度があります。
(ちょっと待って。娘が車を運転していたのですか、)
そうです。
(誰の車ですか?)
会社の、個人の車だと思います。持ち主は、北沢真樹という人です。
(どのような事故ですか?)
相手の車が、青信号を進行中におきました。
被害者は、27才女性、26才男性、7才男の子、3才男の子、9ヶ月の女の子で、子供3人は即死でした。
事故発生時刻は、11時17分、場所は、港南台4丁目交差点です。
(娘のけがは?)
擦り傷程度です。
(あなたが連絡したのは、うちが最初ですか?)
いや、まず会社にしました)
突然、
お父さん、ごめんなさい。ごめんなさいと娘?が出る。なきじゃくりながら、大変な事を起してごめんなさい、ごめんなさいと。
(どうしたのだ?)(お父さんのいうことに、答えて)
なきじゃくっているだけ。
また、弁護士が出る。今度は、保釈の話になる。今日中に手続きをして、保釈金を払い込まないと留置されてしまいます。保釈金は150万円です。どうしますか?
銀行は、もう閉まってしまいましたのが、郵便局なら間に合います。
(失礼ですが、あなたのお名前は?法律事務所は、どこにあるのですか?)
弁護士の黒沢です。東京都世田谷区千歳台1の38 清水法律事務所、03−3482−7918、私の携帯は 090−9260−4466です。
お父さんの携帯はと聞くので、携帯の番号を教える。
保釈の件ですが、お金大丈夫ですか
(金は何とかする)
保釈手続きが、30分ぐらいで終わりますので、чコさい。
(どうやって、お金を渡せばいいのか?)
裁判所は、現金は受取りませんので、振込みです。口座間内送金です。郵便局のキャッシュカ−ドお持ちでしょう。
(持ってるけど、お金はそんなにはいってない)
お金は、大丈夫ですか
(何とかする、それより、手続きが終ったら、あなたから電話下さい。郵便局はすぐ近くにあるので、大丈夫、間に合う。と言って電話切る。)
電話を切ってから、女房と二人で、警察に事故の確認、娘の
会社、携帯に電話。その結果、事故は起きてない、娘は会社
にいて、”あ、それ、オレオレ詐欺だ”
警察は、すぐうかがいますと言った。
午後3時20分ごろ、黒沢弁護士から電話がきた。もうすぐ手続きが終ります、お金、大丈夫ですか?
(もうちょっと、かかる。)
お金が、できたら電話下さい。
(あなたの方から、あと10分後に電話下さい)
10分後には、рネし。
3時30分ごろ、警察がきて、状況をきいていった。
3時55分に、黒沢弁護士から電話。
(あなたは誰?どこの弁護士?)相手、電話を切る。
相手の女の子は、迫真の演技。僕も、注意してきいていたが、娘によく似ていた。ただ、こちらの質問には、全く答えず、ごめんなさい等々。
最初、びっくりしましたが、途中から、疑問が・・・・
ご参考になるかもしれないと思い、投稿しました。
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