第3回 あらべい会
      
新宿御苑観桜                      (文)佐藤幹郎 (写真)佐藤幹郎、石塚洋*
                        

       絶好の花見日和

2018
年に桜の花を求めて、初めて新宿御苑を訪れた。2023年に再びここに来て新宿御苑の魅力にはまり、昨年もここを訪れ、「ここに毎年花を観にこよう」ということで、われわれの「恒例行事」と決定された。桜の開花は気象状況により毎年変わり、恒例行事と言っても開催の日程を決めるのが難しい。
しかし、新宿御苑は、「ソメイヨシノの満開後の時期のほうが魅力がある」といわれるほど、桜以外の多くの花たちが咲き出すから、何よりも幹事としてのアレンジが楽だと石塚さんは言う。

それと、花見とジンギスカンという組み合わせの「北海道方式」も好評だ。

前置きが長くなったが、4月9日通算4回目の新宿御苑での花見の日を迎えた。
気温のせいで、ソメイヨシノの満開の状態が伸び、雲一つない快晴となった。
「三八会は天気男集団」と言われることを実証した朝である。

しかし、「天気晴朗なれども、、、」定刻までに新宿駅東南口に集合したのは7名のみ。
電車事故で遅れるとの連絡があった石塚さんが7分遅れで到着。

       
         
「すまん、すまん」と到着の石塚さん
    
まだ姿を見せない連中と個別に直行するよう連絡を取りつつ、新宿駅から15分遅れで新宿御苑に向け歩き出す。
途中、味噌汁にネズミの死体が入っていたという騒動で休業中のすき家の前を通る。

      
        
休業中のすき家

新宿門に到着。ここに直行したひとたちと出会い、入場することに。しかし、浪本さんがいない。
石塚さんから「御苑内の適当な場所で、待ち合わせることにしたから、、、」との言に従い、それぞれ入場手続きに。
その時、早川さんから突然「あんた俺の付き添い人だから、入場料は要らない」と言われる。
彼が身障者手帳を提示する後ろにくっ付いて、無料で入場できた。ラッキー!!

苑内逍遥
入門すると、すぐに満開のソメイヨシノが目に飛び込んでくる。今年は天候の関係で、ソメイヨシノの満開時期が例年になく長く続いていると報道されている。今日はラッキーが続く。
すぐに記念写真を撮って、勇躍、苑内に突入と言えば格好良いが、「あらべい」の爺さんたちにはそうはゆかない。新宿駅から歩いてきたせいもあり、一休みしたい。
しかし、いつもなら腰を下ろすサービスセンターの席は多くの人で満杯状態。石塚さんのかけ声もあり、前に進む。満開のソメイヨシノが重い足に力を与えてくれているのかも知れない。

ここから先の様子は美しく咲き誇るソメイヨシノの姿は動画でご覧いただく。

旧御涼亭
四回目の御苑訪問にして、初めて見学することになった。101年前に昭和天皇のご成婚を祝して建てられた。当時、大日本帝国の一部だった台湾に住む日本人有志が募金を募って献上したという。
「夏の御散策の際に、水の上から涼をとる建物」というのが設計の意図といわれている。

       
         
旧御涼亭(別名:台湾閣)

       
         旧御涼亭入口

入口から入りすぐ右側に漢字のようなものを掘り抜いた変わった窓枠があった。

       

帰ってから調べてみると、「於物魚躍」で「あゝ満ちて魚躍れり」と読み、天子を賛美する言葉だそうだ。いかにも水の上に建つ御涼亭にふさわしい。

      
        旧御涼亭の内部

      
        
天井と欄間

入って見上げると天井や欄間は台湾風の独特のデザインだ。天井には台湾産の木材が使用されているという。ここからの日本庭園の眺めは、素晴らしくないはずがない。今日は天気も最高だ。

     
       
御涼亭からの眺め

途中、エンパイアステートビルに似せたNTT代々木ビルが見える。このビルには賛否両論あり、新宿御苑の景観を損ねるとの意見と、いや御苑の景色に欠かせないというものが、、、、これをバックに写真を撮る人が多いというので一枚お願いする。

               
       NTTのビルをバックに(*)

12時を過ぎたので、そろそろ大木戸門を目指すと石塚さん。
プラタナスの並木を横目にみな歩き出す。

               
       プラタナス並木
歩き始めてしばらくすると、「行方不明」だった浪本さんがヒョッコリと現れた。定刻に新宿駅には到着したものの、「東南口」に出ることが出来ず。新宿御苑に直行するべく石塚さんい連絡後、歩き出したが、途中でまったく反対方向へ向かっていることが判明。皆さんとは新宿御苑の中で出会いましょうとは言ったものの、やはりここは広すぎた、ということらしい。
とにかく、会えてよかった、これから予約済みの松尾ジンギスカンへ向かうこととなった。


松尾ジンギスカン

     

予約時間の13:00きっかりに松尾ジンギスカン新宿3丁目店に到着。
ここは一昨年に続き2度目である。予め決めてあった「極みランチセット」を注文。
内容は
   ラム・リブロース ジンギスカン75g、特上ラムジンギスカン75g
   野菜盛り合わせ、酒井さんちの元気卵、山ワサビ、ライス、スープ、
   ソフトドリンク飲み放題つき  これで2,200円也
である。
これに、何故かここにはある「北海道限定のサッポロクラッシック」で乾杯してスタートとなる。 
 
   この日初めて全員が揃った集合写真

         
             
極みランチセットとサッポロクラッシック

ここで、ジンギスカンに添えられた「山ワサビ」について、知らない人が多く質問が出た。
日本のワサビは刺身や寿司にはなくてはならない辛み食材。一方、山ワサビは肉料理によく合う。
原産地の北欧や東ヨーロッパから気候のよく似た北海道に導入され、栽培も盛ん。
北海道ではジンギスカンはじめ焼き肉料理にはポピュラーな存在。

    
     
ガンガン焼かれてゆくジンギスカン

歩き回ったせいか爺さんどもの食欲はすざましいものがあった。ランチセットを平らげ、ついていたドンブリ飯では足りなかったのか「うどん」と野菜を追加。
かくて、今年の新宿御苑の花見も目出度く散会となった。

驚くべきは、北海道にて「冬眠中」だった小生の歩数計。上京前の1週間の平均が約100歩/日。
それが、新宿御苑内だけで4,500歩。
ホテルに帰って痛む足を撫で擦るザマとなったのは当たり前と言えば当たり前。
もう温かくなったし、何とかもう少し歩かにゃーなるめぇ。

                                    おわり