春の房総めぐり(その1) 山田善一郎
2009年4月20日(月)
8:00amにJR磯子駅前に11人のゴルフ組、観光組の面々が勢ぞろい。
皆は朝早くからワクワクしながら起きだしたらしく、会話も弾み、元気溌剌。
今回は大平、林両先輩も特別参加。
「ゆうべはわくわくして眠れなかった」の声もあり。
車3台に分乗して、いざ出発!!
首都高速からアクアラインを通り、木更津料金所→館山自動車道→富津・館山道路
→富浦インターで下り、最初のスポットであるうちわの太田屋へ。
まずは京うちわ(京都)、丸亀うちわ(香川県)とならぶ日本三大うちわの一つ房州うちわ作りに挑戦だ。
うちわ作り体験教室を申し込んだ会長が気難しそうなおばさんが電話に出て
「10時前に来ても駄目だよ。十人までだよ」
と言われたとか。
おそるおそる9:30頃新緑に囲まれた民家の一角に入るが、すぐおばさんが出てきて歓迎してくれた。
壁に貼られた房州うちわの工程(全21工程)
もちろん素人が全工程出来るわけもなく、われわれがやったのは16番目の工程(貼り)からだ。
まず竹を細く裂いたうちわの骨に糊をつけそれを紙に貼る体験
骨を等間隔にヘラで寄せて貼りつけるのに一苦労。我々は年のせいか、老眼鏡でしかも手が震えているのでなかなか上手く貼れない。
「ワイワイガヤガヤ」とお喋りだけは達者なのに、手の方は上手く動いてくれないのだ。
指導のあばさんに
「小学生でも簡単に上手くできたよ!」
と励まされた。
その後、うちわの模様になる絵の付いた紙を貼り、周囲を台紙に沿って飛び出ている竹を鋏で切り、最後にうちわの周囲に縁取りとなる色付きテープを貼りやっと完成。
うちわ一本でも時間が要るものだと痛感。
勇躍?作業場に入る面々 まずはこれから作るうちわのデザインの選定
先生の指導を受けいよいよ作業開始 貼りの工程 細い竹骨を等間隔にへらで調整
作品を乾燥する合間に本職の作業場を見学
昔ながらのうちわ作りの手作業を身を持って体験できたのは大変嬉しい。初めてで最後の体験になるだろう。
「うちの孫たちが手巻き寿司を作るとき酢飯を扇ぐのにいいな」
とは広瀬さんの弁。
実用以外としては夏のイベント、宣伝用ぐらいで安定した需要はないのでは?
おばさんの話では
「プラスチック製が幅をきかせ、後継者はおらず、私の代でこの伝統も終りになるだろう」
と寂しそう。傍の小屋では独楽も作っていたがこれも休業状態。
完成した作品を手に記念撮影
太田屋を出て次の目的地に走り出してまもなく、車が停車。どうやら、早川車が引き返したらしい。
早くも「忘れ物事件」発生の模様。しばらくしてやっと3台が揃い出発。
朝来た道を戻り、富津市竹岡で下りる。東京湾は浦賀水道に面した竹岡漁港のニコニコドライブインで昼食。
トラックの運ちゃんたちが立ち寄る食堂らしく、店は綺麗とはいえないが味には定評ありとのこと。
席につくなり声あり。「ビールが飲みたい」
「次の場所で酒の試飲があるし、養老渓谷で4キロぐらい歩くから、動けなくなっても知らないよ」との幹事の制止もうやむやのうちに酒盛りが始まってしまう。
ニコニコドライブインにて
カレイと鯛の煮付けと刺身それに刺身をとった後のあら汁は絶品。
新鮮なのと煮付けの味付けが良かった。
ご飯も半ライスで十分なのに、全ライスを注文した人は3人もいた。
お腹も一杯、東京湾の浜風の中で伸びをして再び車上のひととなり次の小泉酒造「酒匠の館」へと向かう。