クアラルンプール市内にて
トランジスタ同期会が三八会として再スタートし、メンバーが年金生活を始めた頃、
みんなで海外旅行をしようというアイデアが出た。今まで何かと苦労をかけた奥様がたの
同伴も可ということで、この話題は大いに盛り上がったが、行き先がなかなか決まらなかった。
そうした中で「東芝エレクトロニクスマレーシア社(TEM)」に赴任した経験を生かし、小生がみんなを案内するかたちでの「マレーシアの旅」の計画が急浮上した。
TEMに勤務した経験のある古田先輩(当時テルム社勤務)にも同行をお願いしてサポートしてもらうよう話をつけた。
マレーシアなら「クアラルンプール一泊と自然豊かなボルネオ島三泊の旅」にしようというこの旅の企画はトントン拍子に進んだ。
かくして、「三八会マレーシアへの旅」の計画が実行に移された。
この旅行には、かってTEMに赴任した経験のある古田先輩(当時テルム社勤務)も参加することになった。
旅行会社との交渉は、海外ステイのベテランを自他共に認める小野さんにお願いした。
時は「2000年2月9日~13日」、参加者は佐藤、矢野、深作、小野各氏ご夫妻と古田先輩と石塚の計10人。費用は106,000円(エアチケット、ホテル代のみ)とある。
2月9日出発
全員無事定刻に東京成田国際空港、マレーシア航空チェックインカウンター前に集合。
座席は10人連番で貰った。佐藤さんだけがタバコを喫うが、マレーシア航空(MH)は喫煙席のある数少ない国際線だ。 佐藤さん、ご安心を!
成田発10:30 MH89は定刻ゆっくり飛び上がった。小生は1989年10月から3年半におよぶTEM赴任時代はマレーシア航空には大変お世話になった。
深作さんご夫妻は今度で海外旅行は2度目と言うので、窓際の席を取ったが主翼の真上で見通しが良くなく、申し訳なかった。
それでもわくわく感一杯の顔をしてくれていたのでホッとした。
間もなく、シートベルト解除のアナウンスがありビール、ワイン、サテー(マレーシア風の焼き鳥)などが届く。このサテーの味は忘れられない。昼食もすぐに出て来た。
皆さん、それぞれ食事を楽しんでくれている。
海の上を飛び、7時間半のフライトだった。マレーシアは年中暑いし、食事も香辛料漂う料理が多いので女性軍には喜んでもらえる旅になるかどうかとても心配であった。
奥さん達から
「マレーシアの料理、楽しみだわ」
「ボルネオ島には一度行って見たかったの」
との声が上がり少しほっとした。
皆さんにはマレーシアの旅を存分に楽しんでもらうよう、しっかりスクラムを組んで行こうと機中で古田先輩と誓い合った。
クアラルンプール
現地時間16:45、無事到着。予定より20分程早く着いた。黒川紀章が設計した「クアラルンプール国際空港」はヤシ畑に囲まれた綺麗な近代的な空港だ。
入国手続き、荷物を無事手にしゲートを出たら、TEM社長徳丸さんと運転手のMr.SABAが出迎えて呉れていた。
「やあ~しばらく!お世話になります」と挨拶を交わした。
早速徳丸社長の車とバスに便乗し、約1時間で市街中心にあるKLJWマリオットホテルに到着。
途中の街並みは余り変わっていなかったがKL市内は大きく変貌していた。
部屋は1903でした。
チェックイン後、徳丸社長ご夫妻、鈴木工場長ご夫妻の招待で「ガーデンパーク」内の韓国系レストランで夕食をご馳走になった。焼き肉は格別の味であった。
矢野さんは眞露(焼酎)が気に入ったらしく杯を重ねていた。
女性軍も食事をエンジョイしてくれ、ひと安心!
食事風景1 徳丸さん夫妻
食事風景2
食事風景3
徳丸さん、鈴木さんご夫妻の「マレーシア談議」に花が咲き、夕やみにブーゲンビリアの花が,又新しく建設されたツインタワービルに灯がともり夜空に浮かび上がった。
南国マレーシアはのんびりムードで、夜空を眺めていると気持ちが大きくなる。
通貨危機に陥っている国とはとても思えない。
2月10日市内見物
8:30 今日は市内見物なのでバスでホテルを出発。まずは王宮を見学する。
マレーシア国には13州あり9つの州に王様がいる。9人の州の王様が順番で5年間国王を務める。
門からのぞいた王宮
王宮を警護する衛兵
つぎに「旧中央駅」を見学。植民地時代に建設された、インド/イスラム様式の優雅な建物として知られる。
クアラルンプール旧中央駅前にて
![]()
「独立記念広場」を見学。記念広場では「ココナツヤシの実の水」を皆で飲んだ。懐かしい味が蘇った。2.5マレーシアドル/個(125円)であった。
独立記念広場での小野夫妻
ついでマレーシアの国立モスクへ。一見典型的なイスラム教寺院のイメージではない青い屋根の
超近代的な建物に驚く。ガウンを借りれば中の見物が出来るらしいが、女性はどうなのか不明
なので止めることにした。
国立モスクの前で
その後「カルコサ迎賓館」「レークガーデン」「KL ツインタワー」などを回った。赴任時代と比べると市内も走っている車も綺麗になった。
カルコサ迎賓館にて(1989年エリザベス女王も宿泊された)
レークガーデンは東京ディズニーランドの2倍近いスケールを誇り、夥しい種類の熱帯の樹木と花々が植えられた、まさに地上の楽園のような場所だった。
奥様たちは花や木の鑑賞に夢中のようだった。
レイクガーデン1
レイクガーデン2
![]()
![]()
マレーシアの国花ハイビスカス ブーゲンビリア
![]()
ストレリチア(極楽鳥花) ハマユウ(浜木綿)
13:00KL国際空港へ向かった。空港レストランで昼食、「焼きそば」「チャーハン」をそれぞれ食べた。グリーンチリーが美味しかった。
ボルネオ島へ
15:45発 MH68便でボルネオ島「コタキナバル空港」(サバ州)へ飛んだ。
機内は満席。春節なので中国人が多い。
機内では食事が沢山出た。皆よく食べる。食事の心配はこれで吹き飛んだ。
18:00ボルネオ島最大の都市コタキナバルへ定刻に無事到着。バスが待っていてくれた。夕日が沈み、辺りはすでに暗い。
10年ぶりのボルネオ島で最高級のタンジュン・アル・リゾートホテル(Tanjun Aru Resort Hotel)へ向かう。
タンジュン・アル・リゾートホテル入口
チェックイン後、エクゼクティブフロア9634号室へ。通された部屋は広く、立派!
かつ眼下に浜辺が見下ろせるオーシャンビュールームだ。王様気分になった。
部屋からのオーシャンビュー1
部屋からのオーシャンビュー2
各人荷物を解いた後、皆でビーチ散策を楽しんだ。ホテルの目の前にサンゴ礁の海が広がる。
歩いていると佐藤さんが「亀だ!」と波打ち際で叫んだ。
矢野さんが「これがウミガメか!」と応ずる。。
盆踊り見たいな囃子が聞こえて来た。行って見るとレストランの前で「バンブーダンス」をしていた。そのレストランで軽い夕食、サテーを食べ、ビールを飲んだ。
アンカービールが美味い。皆よく食べる。明日からのスタミナ温存で、早々と寝ることにした。
2月11日 今日は「島めぐり」の予定。
明け方ホテルの部屋から名峰キナバル山(4,101m東南アジア最高峰)を眺めたが、頂上は良く見えなかった。
古田先輩と旅行会社事務所に行って、本日の「島めぐり」と、明日の「サンダカン オランウータン保護区見学」を申し込んだが、サンダカン行きの飛行機が満席との事でサンダカン行きは諦めることになった。
11:00 ホテル前から「Manakan島めぐり」に出発した。
救命胴衣を着けて渡しのボートを待つ奥様方
20人乗り位のモーターボートは転覆するのではと思ったくらい凄いスピードだった。
島へ向かう高速船上で
2つの島を経由してManakan 島に到着。船を降りて、桟橋を渡るとその先にゲートがあり、
入島料金3M$/名取られた。
ボートから降りて早速浜辺に適当な場所を探し、荷物を解いた。古田先輩と昼食処探しに出た。
20M$/名でやると言う中国系レストランに決めた。この海鮮料理もサバ州の野菜炒めも美味
しかった。
さっさと食事を済ませ海へ!
浜辺の木陰に陣取り、海水浴の準備をする
矢野、深作両氏はシュノーケルを借りて来た。俺はプール用の眼鏡をつけて沖へ。
シュノーケリングに挑む深作さん
同上 矢野さん
久しぶりの海水浴
海岸の近くはサンゴ礁の死骸がいっぱいだった。100mくらい沖へ泳いでいったら見事なサンゴ礁を見ることが出来た。いろいろな熱帯魚も泳いでいた。
特に「紫色のサンゴ(ソフトサンゴ)」は綺麗だった。
10年前の時より迫力は感じられなかったが、、、、、
若しかして、曇り空のせいかも知れない。
楽しかった浜辺で集合写真
遊び終わってボートの船着き場へ向かう
15:00ボートでホテルに戻った。古田さんとホテルの周りを下調べしながら、明日の行動
作戦を練った。 キナバル山は頭を出したり隠れたりであった。
部屋に戻り、思い切りシャワーを浴びた。昼寝をした後、深作さんを誘って夕日の写真を撮りに出た。事前に古田先輩と調査しておいたので自信をもって案内出来た。
ニコンEMで夕日に映える「キナバル山」を撮った。急にスコールがやってくるような天候にな
って来たので部屋に戻った。
夕食はホテルのレストランで、皆一緒に食べた。バイキング式だからどうしても食べ過ぎる。
ミヤリサンを飲みながら大食いしているのだから痩せる訳などない。
今日も一日,無事過ぎて行く。
前述のように明日は「サンダカン行き」はフライトの空席なく断念! 古田先輩、佐藤さん、小野さん、と俺はゴルフ。矢野さん、深作さんご夫妻と佐藤さん、小野さんの奥さんはバスで行く植物園見学を申し込み、別行動となった。
明日もいい日になりますように!
2月12日 7:30
ホテル出発と言うので6:00起床。
早々に古田先輩から電話が入った。「ルームサービスを頼んだら2人前が届き食べきれないから食べて!」と。
朝飯をどうしようかと思っていた矢先、有難や有難や! 図々しくも遠慮なしに頂いた。
7:35 ホテル出発! 植物園組も同じ時刻に出て行った。
ゴルフ場Setura Harbor&CCには車で約10分で到着。料金は450M$/名(13,500円)
7:50にティーオフ! 2人乗りのカートで出た。一昨年、日本でも有名なオーストラリアの名ゴルファーのグラハム・マーシュが設計した27ホール。まだ新しいが、素晴らしいコースだ。
キナバル山の眺めも上々、シーサイドでフラットなコースで距離もたっぷりあり、グリーンも難しかった。スコアは48,44で佐藤さんと同スコアで大満足。いいゴルフが出来た。
Setura Harbor&CCにて
ゴルフ場からの帰り道に、サバ州立のモスクに寄る。屋根の装飾が18金だというから驚きだ。
内部の見学も出来るらしいが、半袖のゴルフ姿じゃ、ましてや半ズボンのひともいるので、イスラム教の服装基準に合わないというので、外だけ見て帰ることとした。
サバ州立のモスク
13:00ホテルに戻った。一休みして古田先輩とバスでダウンタウンに出て、夕食場所の下見をした。バス代は2M$/名、15分だった。大きなショッピングセンターがあった。
先輩がマレーシアのバテック(ろうけつ染め)を買いたいと言うのであちこち探した。
3日ばかり前にオープンしたばかりのいい店を見つけた。ラッキー!
これは皆さんに知らせよう。バテックはマレーシア土産の超定番だ。夕食もこの周辺でとろうと決めた。
マレーシアのろうけつ染めバテック
15:00 植物園組もホテルに戻って来た。
皆さんに連絡し17:00 集合を掛けた。ダウンタウンまでの都合のいいバスがないので
タクシーで行くことにした。12M$/台×3台分のタクシー代は矢野さんが支払ってくれた。
夕食は焼きそば、肉&野菜炒め、それにビールで盛り上がった。
植物園組はRaffulesiaの花を観て来たらしい。奇遇というか幸運というべきか。
この花は勿論、このボルネオ島しかないし、2~3年に一度しか咲かないらしい。
しかも咲いた花は7日しか持たない珍花だ。その上、咲いて4日目の花を観て来たというのだからすごい! あっぱれ!
![]()
奇跡的?に出逢ったラフレシアの花**
植物園の他にもマーケットを覗き、ドリアンやマンゴーの他に、ランブートなる珍しい果物も見てきたという。
![]()
ドリアン** ランブート**
大満足でホテルに戻った。 明日はいよいよ帰国か~ 床に就くなり爆睡。
2月13日 7:00
外が急に明るくなって来た。凄い! キナバル山の頂上がはっきり見える。
朝日が出る直前で見事な朝焼けだ。9601号室の深作さんに連絡し、俺の部屋に呼んで一緒に写真に収めた。36枚、あっという間に撮った。
コタキナバルの夜明け*
帰国後深作さんにはこの絵を描いてもらった。今でも我が家のダイニングに飾ってある。忘れられない風景だ。
深作さんが描いたコタキナバルの夜明け*
皆と一緒に朝食をとった後、古田先輩と自転車を借りてホテルの外へ出た。レンタル料は1時間
10M$/台であった。先ずは「高床式 マレー人の家」を撮りに行った。
マレー人は「どうぞどうぞ」と言って親切にして呉れた。何かお土産を持ってくれば良かったなと思った。朝市も見た。ドリアン、ランブータン,ロンガン、ヤシの実などいろいろ並んでいた。マレー人の活力を感じた。
マレー人の高床式民家*
帰国の時間が迫ってきた。
12:30 チェックアウト。
13:00 ホテル出発。
14:05 MH80便 コナキタバル空港離陸。Good Bye!Borneo !
20:25 成田無事着陸。
いい旅が出来た。仲間の皆さんが喜んでくれた。涙が出た。
21:45 N'EX(成田エクスプレス)で皆さんそれぞれに帰宅。
皆さん、有難うございました!
おわり