パソコンから良い音で音楽を聴こう
パソコンの音は悪いと誤解している人が沢山います。
現在、CDの制作などはほとんどパソコンを使ったデジタル制作ですから、音が悪い
訳がありません。
パソコンの設定と音の取り出し方(再生)をきちんとやれば、通常のオーディオ装置と
変わらない高音質で聴くことが出来ます。
普通のパソコンで、出来るだけ良い音で聴く方法を簡単に解説します。
(1)パソコンの設定
音質をうんぬんする前に、音が出ないとか音量が極端に小さいなどのトラブルを良く耳にします。
これらのトラブルを避けるためには、先ずはパソコンの正しい設定からスタートしましょう。
1)「スタート」から「設定」と進んで「コントロールパネル」を表示させます。
下の図の「コントロールパネル」で「サウンドとオーディオデバイス」をクリックします。
OSによっては「サウンドとマルチメディア」となっている場合があります。
クリックすると下の画面になりますから、ここで「音声」タブを押します(WindowsXPの場合)
Windows98や2000では、「オーディオ」をクリックします。
上の画面で「音声再生」(または「音の再生」)の窓の中にデバイス名が表示されているのを
確認します。
(ここが空白の場合は、音声を司るオーディオデバイスが存在しないか、あってもそれを動かす
ドライバソフトが入っていないことになり、別の処置が必要です)
デバイス名が入っていることが確認できたら、その下にある「音量」タブをクリックします。
クリックすると、下のような画面が出ます。

上の画面で「全ミュート」あるいは「ミュート」のチェックボックスにチェックが入っていたらこれを必ず全部外してください。
次に、「音量」のスライダをマウスで動かして約90%のところにセットします。
音が出ないとか音量が小さいという人は、ほとんどがここでの設定を正しくやっていないためです。
これでパソコンでの設定は終わりです。コントロールパネルを閉じます。
(2)良い音で聞くための道具
パソコンの設定が済んだあと、音質を決定する要素は、パソコンから音声のデジタル信号をアナログ信号に変換する「サウンドカード」あるいは「オーディオインターフェース」の性能とそのアナログ信号を増幅し再生するアンプ、スピーカ(ヘッドフォン)の性能によって決まります。
ここでは、現有のパソコンのサウンドカードをそのまま使うケースと、サウンドカードをより高度なものに置き換える二つのケースについて説明します。
1)現有のパソコンに手を加えずに良い音を引き出す方法
結論から言えばスピーカを使わずに、ヘッドフォンを使うことです。
ノートパソコンの場合、たいていは小さな筐体にオーディオ的には「お粗末なおまけ程度」のスピーカが付いているだけなので、イヤホーン端子にステレオヘッドフォンを繋いだ方が数段良い音で聴くことが出来ます。とくに小型のノートパソコンの場合は付属のスピーカが「モノラル」の場合もあるのでなおさらです。
パソコン専用の外部スピーカを使っている場合でもヘッドフォンに軍配が上がります。
パソコン用のスピーカにはアンプが内蔵されていますが、アンプの内容がたいていは出力数ワット以下のラジカセ級かそれよりやや下のレベルのものだからです。
ヘッドフォンも下の写真に示すように、ピンからキリまでありますが、耳の穴に直接つっこむインナーイヤ型の安いもの(1,000円程度)で十分です。最近は携帯に便利な耳かけ式のもの(2,000〜3,000円)が出ていますがこれなら申し分ありません。
ポイントは端子が金メッキされたものを選ぶことです。

左から順にインナーイヤ(耳栓)型、耳かけ式、大型ヘッドフォン
2)オーディオインターフェースを追加する方法
一般に市販されているパソコンのサウンドカードはせいぜい2,000円程度のものです。
これをさらに高級なものにすれば、さらなる音質向上が図れます。
タワー型のパソコンでは内部のサウンドカードを交換することが可能ですが、ノートパソコンでは改造は不可能です。
最近はUSB端子に接続する「USBオーディオインターフェース」というのがあります。
これならば、パソコンのタイプに依存せずにさらに高音質化を実現することが可能です。
さらに、高周波ノイズが渦巻いているパソコンの筐体内部から解放されることにより、さらにクリアな
音が期待できます。
USBのもう一つのメリットとしてはパソコンのオーディオでしばしばトラブルの原因となっている特別なドライバソフトを必要としないことが挙げられます。
価格は8,000円〜40,000円まで色々な製品が出回っています。
USBオーディオインターフェースを使えば通常のコンポステレオ並みの音質が実現できます。
USBコードを延長すれば、家庭にあるステレオ装置と接続してパソコンからの音楽を本格的なステレオアンプを介して、HiFiスピーカから出力することが出来るようになります。
USBオーディオインターフェース