デジカメ写真の管理ソフト「Picasa」
ある統計によればデジカメを従来の銀塩カメラのように使っている人は、たったの16%しかいないという。
つまり、撮したものをいちいちプリントするのは少数派で、大部分の人はパソコンで見て、それで終わりと
いうケースがほとんどだそうだ。
しかし、この場合、パソコンの中にどんどん画像ファイルが溜まってゆく。
ある日、過去にデジカメで撮影した写真が必要になった、あるいは家族からプリントを頼まれた場合、その一枚を探し出すのに、大変な苦労をした経験をお持ちの方が多いのではないだろうか。
パソコンとデジカメの普及によって、少ない人で1,000枚、多い人で10,000枚のデジカメ画像がその人のパソコンの中に存在しているという。
フォルダを作ってシステム的に整理していると豪語する人も、もはやこれらの中から所望の一枚を探し出すのは、容易ではない。数千枚を越えるあたりからは、ほとんど不可能に近いと言ってもいいだろう。
この問題をほとんど解決してくれるソフト「Picasa」を紹介しよう。しかも、無料で入手できる。
Picasaの機能を一言で言うと、ネガをベタ焼きにした紙をめくるように、パソコンの中にある全てのデジカメ画像を一度に見ることができる。
Picasaは元々29ドルで市販されていたソフトであるが、世界最高のネット検索会社Googleが今夏この会社を買収し、自社のPRのために、このソフトの無料配布を開始した。
まずは、Picasaを下のページからダウンロードしよう。
http://www.picasa.com/content/download.php?
ダウンロードしたファイルのアイコンをクリックすると、プログラムのインストールが開始され、インストール終了後起動すると、次のようなスクリーンショット(サムネール表示)が現れる。
まさに、「ネガのベタ焼き」風である。
初回の起動では、パソコンの中にある全ての画像を探し出して「登録」するために、多少の時間がかかるが、二回目からは、瞬時に近い速さで表示してくれる。
デジカメのメモリから画像を追加したときも、プログラムを起動していなくても、自動で登録をやってくれている。

使い方は極めて直感的で簡単だ。
画面右側にあるスライダを上下に動かすだけで、パソコンの中にある全てのデジカメ写真を見ることが出来る。
所望の画像をマウスでクリックすると、下の画面のように、拡大表示してくれる。
パソコンの中に埋もれている画像ファイルを探し出す目的には、上記の機能だけで十分であるが、上の画面からも分かるように、デジカメ特有の「赤目」補正、トリミング、鮮鋭度アップ、画像の回転などの機能もある。
その他、フォルダ間を自由に画像を移動させることや、印刷、リサイズしてEメールに貼付して送る機能など実に多機能だ。
フォルダ名で検索する機能もあるが、残念ながら日本語に対応していないので、半角英数字で表記されたフォルダ名だけが検索可能である。
その他に、使ってみて、便利だと思った機能を二つ紹介する。
一つは、自分のパソコンにどのぐらいの画像があるかを調べる方法。
最初の画面で、ツールバーのSearch(検索)ボタンを押すと、検索対象となるアルバム(フォルダ)数と
ファイル数が表示される。
上の図は、私のパソコンの例であるが、何と700近いフォルダに約14,000枚の画像が溜め込まれていたのが分かってびっくりした。
旅行や出張の時しか使わないノートパソコンにも4,000枚あった。
もう一つの便利な機能は、Picasaで探し出した画像が入っているフォルダをWindowsのエクスプローラで直接開いてくれる機能である。
方法は、画像をマウスでポイントした後、File>Locate on Diskまたは、File>Open
Fileとやればよい。
これで、その画像が収納されていた、自分のパソコンの何処にあるかも分からない、名前も分からないフォルダに正しくたどり着くことが出来る。
最後に、引っ越しなどで、昔の書類や新聞に見入ってしまい作業がなかなか進まない経験は誰もがもっているはずだが、Picasaはまさにそれを思い起こさせるソフトであった。
「へえ、こんな写真も撮っていたんだ!」