第一日目(12月1日(木))
いざ出発
3号車のメンバーは、今春震災地陸前高田市まで1200kmを走破したタフガイドライバー石塚さん、連絡係の深作さん、それに記録係の荒木田の三人。石塚さんは愛車PEUGEOTで7時に自宅を出発、カーナビの指示通り運転していたら途中で道に迷ったとのこと。でも磯子駅前には集合時間の8時50分には余裕を持って到着。深作さんと荒木田はジャストイン。
あいにく天候は小雨模様で最低気温8℃、日中もむしろ下がり気味と今冬一番の寒さ。メンバー全員真冬の身支度をして安全運転をモットーに9時5分磯子を出発。3号車は重要なしんがり役を務める。
三号車のメンバー(養老渓谷にて)
館山城山公園
アクアライン、木更津JCT経由で最初の目的地「館山城山公園」を目指す。途中鋸山付近から松枯れが増えた。これを見て石塚さんは、行政が消毒に真剣に取り組まなければ被害が甚大になると盛んに気にし、報告書の書いて欲しいと言われた。さすが大磯町の選挙参謀は視点が違うと感心。因みに松くい虫被害は、「マツノザイセンチュウ」という体長1ミリメートルにも満たない線虫が松の樹体内に入ることで引き起こされ、その線虫を松から松へ運ぶのが「マツノマダラカミキリ」という虫である。
マツノマダラカミキリ (図鑑 昆虫 小学館より)
高速を下りて一般道路に出て館山に近付いたところで、道路工事中があり大型ダンプに割り込まれ先導の1号車、2号車を見失う。カーナビに従って進行したが目的地あと30mのところでカーナビがご乱心。同じ所をぐるぐる回って結局20分近く遅れて、他の皆さんに迷惑を掛けてしまい、予定していた「館山城山公園」散策をスキップすることになった。弁解の余地はないが、冷たい雨の中での坂道登りは70歳以上の高齢者にとってはかなりきついため、格好の中止の口実を与えたような気もする。ただここまで来て「南総里見八犬伝」博物館を見学できなかったのはやはり残念。
道の駅:ちくら潮風王国
館山出発に際し、信頼を失った3号車はしんがり役を外され、真ん中の2番目という屈辱の指示を受ける。
今度はカーナビだけに頼らず、助手席の荒木田が会長作成のMAPを参考にナビゲーターを務める。
今朝は普段より朝食を早目に取ったためか空腹を感じ始めた11時45分に目的地の昼食場所の「ちくら潮風王国」に到着。
メンバー所望の寿司懐石の「磯笛」はあいにく定休日。一番奥にある海女食堂「はな房」に入る。ここはその日水揚げされた新鮮な魚を刺身、焼魚、煮魚などで味わえる漁協直営の食堂が謳い文句。全員推奨の「漁師めし」1590円を注文。隣接の市場には獲り立ての魚介類などが売られていた。
生魚は持ち帰れないので酒の肴にと魚の干物を買う。この頃から雨は上がったが海からの北風が強く相変わらず寒い。売店前の船をバックの記念撮影もそそくさに次の目的地誕生寺に向け出発。
潮風王国 漁船に乗り込んだり、傍の浜に下りて磯遊びもできるが、
さすがにこの日は人影なし
写経し終わった経文は日蓮様の御姿の下の
箱に奉納
お坊さんに日蓮上人の話を聞く
小湊山誕生寺
案内書に寄れば誕生寺は13世紀に日蓮の弟子が日蓮の生家跡に、高光山日蓮誕生寺として建立された。しかし、その後2度の大地震、大津波に遭い、現在地に移転され小湊山誕生寺と改称され現在に至るとのこと。
駐車場に84歳の元気なおばあちゃん管理人がいた。本来1台600円(?)を3台1000円に負けてくれた。
三八会メンバーの殆んどが写経は生まれて初めての体験であり、好奇心を持って臨んだ。
精神集中のため墨を摺るところから始めるのかと思っていたら、備え付けの筆ペンを使用するのには拍子抜けの感がした。お寺さんの説明を聞いた後、一斉に写経をスタート。あっという間に終わる人と、一字一句を丁寧(?)に書く人との個人差がかなりあった。
確かに写経は「集中力」「字が上手になる」「心が落ち着く」などに効果がありそう。
作品はお寺さんに奉納し手元に残らない仕組み。
小生のように字の下手な人間には救いである。
勝浦保養所
誕生寺から先導の1号車の後を追って勝浦保養所へ向かう。カーナビに載っていないこんな山道を知っていると感嘆しながらに3時ごろに到着。
当初20人の申込みが半分の10人になってしまったが、管理人はにこやかに迎えてくれた。石塚さんと管理人の信頼関係のなせる業。深謝。
早速一風呂浴び、夕食まで一室に集まり、アルコールを飲みながら入社した頃、最近の世相、東芝半導体の将来、孫の話など広範囲な話題を駄弁った。話の内容からとても70歳過ぎとは思えない迫力と若さがあった。
皆それぞれシニアライフをエンジョイしている証拠と感じた。
食事は管理人の計らいで食堂ではなく大広間の貸切りとなった。例のごとく現況報告を始めたが其の都度茶々が入り進行が遅れ4人が終わったところで中断、お開き。
宴会前の集合写真
食事後は。ビリヤード、カラオケ、ピンポンをして過ごす。久し振りによくしゃべり、よく歌ったお陰で翌朝声が枯れた人が多かった。
ビリヤードは広瀬さんの独壇場、皆で束になってかかるも勝負にならず
第二日目(12月2日(金))
粟又の滝
8時30分に勝浦保養所を出発し、粟又の滝に向かう。心配していた天気は回復傾向で傘の心配はなそうだが相変わらず寒〜い。
9時に粟又の滝に到着。自動車道路から急な階段をおっかなびっくり下りる。
滝は養老川の上流の大多喜町粟又にあり、地名から通称「粟又の滝」と呼ばれるが、河川名から「養老の滝」とも呼ばれる。
落差約30メートル、幅約30メートル、延長約100メートルで、流れは地面を穏やかになめるように流れる。ちょうど紅葉が見頃で滝をバックに全員と号車別に記念撮影。
亀山湖 おりきさわボート・紅葉クルーズ
養老渓谷から亀山湖に向かう。
途中の黄和田付近で先導の1号車が15分ほどストップしたまま。どうやらなにやら道に迷ったらしい。
3号車のカーナビは50メートル手前を右折することになっていたが、昨日の前科があるので進言するには畏れ多く、静かに様子を見守っていた。
やっと15分後に出発したが狭い山道をさらに直進。3号車のカーナビからは盛んに戻る指示がでている。やっと1号車も気がついたらしくUターンし今来た道を戻る。
ボートの予約時間には間に合わないので佐藤会長が電話をしたが、山の中で電波が届かずキャンセルできなかったそうである。でも道に迷ったせいで七里川渓谷の紅葉を垣間見ることができた。
亀山湖おりさわボート場に10時半過ぎに到着。11時発のボートに乗ることになった。救命胴衣が防寒具の役もしてくれた。20人乗りのボートは三八会で貸切り状態。
船頭さんの奥さんに見送られ出発。湖面に映る紅葉が実に素晴らしい。この湖はブラックバスやへら鮒釣りの人気スポットとか。途中何組かのブラックバスの釣り客に会う。船頭さんの説明を聞きながらあっという間の45分間のクルーズであった。船着場の売店で暖かい缶コーヒーのサービスをしてくれた。今回の旅でこの紅葉クルーズが一番印象に残る思い出を作ってくれた。キャンセルできなくて良かった、良かった。
クルーズの途中出会った釣り船
おりきさわボート店内に飾られたブラックバスの釣果
光永ファーム
11時55分にボート場出発し、君津市の山中にある光永ファームへ。15分ほどで到着。売店では鶏卵と地元の野菜、自然薯芋、レンコンなど農産物を扱っていた。一番人気の「永光卵」は普通の鶏卵と比べ黄身がオレンジ色をしており、強い張りが特徴とか。皆さんお土産にこの栄光卵やカステラを買う。いよいよ最終地ニコニコ食堂へ。
光永ファーム直売所
ニコニコ食堂〜解散
12時50分に到着。街道のことを熟知しているトラック野郎が利用するのでコストパフォーマンスは間違いなく良いはず。平日だが客も多く活気があった。会長の交渉でヒラメとタイの刺身と煮魚+あら汁で一人1000円。
佐藤会長の奢りで「栄光卵」を一人一個ずつご飯にかけて食べる。謳い文句通りオレンジ色のおいしい卵であった。満腹になったところで名残惜しいが13時55分現地解散。
そのあと3号車は石塚さんが横浜駅東口まで深作さんと荒木田を送ってくれた。
14時50分到着。石塚さん二日間安全まで運転有難う。お世話になりました。
最後にこの旅行に際し、実に細かいところまで気を配って計画を練ってくれた佐藤会長に心からお礼申し上げます。お陰様で寒い2日間にも関わらず楽しい忘年会旅行をすることができました。深謝。
三八会の皆さん、良い年をお迎え下さい。
(写真撮影と説明:佐藤幹郎)