風呂上がりに囲む宴席
今回第62回目を数えた三八会例会の今までの歩みを辿ってみると、過去にはもっと頻繁に例会を行っていたことがわかる。
一年に2~3回の日帰り(?)と最低1回の宿泊を伴うのとで合計3~4回の例会を開いてきた。
2009年には5回もの例会を行った記録が残っている。もっともこの頃はゴルフコンペをやっていて、その納会を兼ねての例会や、山八会の前身ともいうべき「散策の集い」の帰りに打ち上げを兼ねたものもあった。
だが何といってもこのところ例会の回数が激減したのは、その会場となってきた従業員クラブや保養所が次々と閉鎖されてしまったことに最大の原因がある。
2019年に東芝第八寮での最後の例会を行って以降は、いくつかの会場(川崎日航ホテルのレストラン、千葉浜金谷の貸し別荘、高橋さんの好意での湯河原の保養所など)で年に1回行うのがやっとの状態が続いている。
今回は石塚さんが別のお仲間と利用している関東百貨店健康保険組合の熱海保養所
「とよさか」を利用させてもらうこととなった。
熱海といえば、2018年に東芝来の宮荘へ行って以来、実に6年ぶりとなる。
10月1日、羽田空港から横浜駅に直行。石塚さんから指定された、13:04発の東海道線熱海行き7号車に乗車。広瀬さんも乗り込んできた。
他愛のない話をしているうちに、大磯駅に到着、石塚さんが乗ってきた。
熱海駅に着き、改札を出ると出席予定の全員がすでに集まっていた。
熱海駅に集結した面々
熱海駅前は平日なのに多くの観光客で賑わっていた。駅のすぐ前にある足湯「家康の湯」を多くの人が楽しんでいた。
徳川家康の熱海来訪400年を記念して2004年に作られた
今日の会場である保養所「とよさか」は熱海の高級別荘地「熱海自然郷」にあり、
そこは海抜400M、雄大な相模湾を一望、晴れていれば三浦半島はもちろん房総半島まで一望できる場所にあるという。
しかし、そこまで路線バスで行くには、多くの九十九折(つずらおれ)を通る結果
もし、座れなかったときに、80台の爺さんどもにトラブルが起きないか?との危惧がある。協議の結果、タクシーに分乗して向かうことに意見が一致した。
保養所に向かう道すがら、流石タクシーの運ちゃんは話上手だった。コロナで落ち込んだ熱海の景気もほとんど回復した。ただ、昔のようにホテルや旅館での宴会がはねた後に、外に二次会で飲みに出るお客さんはほとんどなくなったそうだ。
そして、昔よくあった話をしてくれた。
宴会がはねた後、宴席に来ていた「御姐さん」が「私の知り合いがやっているお店があるので、一緒に二次会に行きませんか」と誘うので、ホイホイとついて行き、
大いに盛り上がった。あとで、勘定が来て見ると「ちょっと高いな、、、、」
勘定書きをよく見ると、誘った御姐さんの「玉代」もちゃっかり加算されていたという。
思い出した。昔、会社時代に熱海に来て、全く同じ経験をしていた。皆、同じことをしていたんだ。などと思っていたら、
「もうすぐですよ。この辺りは有名人の別荘が多く、昨年亡くなられた橋田壽賀子
さんの豪邸がありました」と。
橋田壽賀子、、、か、東芝日曜劇場それにNHKの「おしん」よく見たな。しかし、あの時代もはるかに遠くなったものだ、、、、、
ほどなく、保養所「とよさか」に到着。建屋はやや古さを感ずるが、清掃が行き届いていて気持ちがよい。ロビーから見える景色はまさに絶景だ。
ロビーからの絶景 熱海の市街を眼下に三浦半島から房総半島まで見えた
初島が手の届きそうなところに見えた
石塚さんから、「部屋割りをするよ」と声がかかる。紙に線を引き出す。
「あみだくじ」だ。爺さん共が童心に還って、次々と線を引いてゆく。
部屋割を決める
「風呂へ入ったら、5時から俺の部屋でミーティングをやるから集まって」と
石塚さん。
「ミーティングって何?」と訊く者あり。
小生も瞬間あれっ?と思ったが、「練習だよ!練習!忘れたの?」
しばらく泊りがけの例会をしていなかったせいもあり、偉そうなことをついつい言ってしまった。
風呂から上がり、石塚さんの部屋に三々五々集まってきた。ビールや角瓶が並べられ、おつまみが色々出てくる。石塚さんが用意して持ってきてくれたもの。
「練習」のはじまり
「自民党新政権はどうなるの」などの話題も出たが、お互い肩の凝らない他愛のない話をしながら、ビールがどんどん空いてゆく。
「練習」で「丁度よい頃合い」になってきた時にタイミングよく「お食事の用意ができました」の場内アナウンスがあり、一同一階のレストランへと移動する。
食卓にはすでに料理が並べられていた。
品数の多さを誇る料理
豪華な船盛(これで4人前)
蟹と海老の海鮮鍋
ビールのジョッキが運ばれると、すでに「練習済み」ということもあり、誰が号令をかけるでもなく、自然に「乾杯、乾杯」の声があがる。
飲みながら食べながら話は弾む。
乾杯!乾杯!!
多かった話題は「あのひとどうしてる?まだ元気?」など、会社時代の先輩や後輩の消息だ。年賀状が来たとか、どこで会ったなどの情報が行き交う。
「そして、残り少ない自分の人生の立ち位置を知る」まさに三八会にいて良かったと実感する瞬間である。
楽しい語らいと酒が進み、やがて、カラオケのラウンドへ進む時間となり、一同カラオケルームへと移動を始める。夜はまだ長いのだ。
カラオケの「競演」は別途報告。