第63回例会
    ふたたび海抜400M熱海の丘の上で
(文)柏木正弘 (写真)柏木正弘、石塚洋(*)        

 
     
「とよさか」にて酒盛りスタート*

 三八会第63回例会出席者は、10月3日()、横浜発13:04熱海行きの電車に乗車せよとの石塚幹事からの指示があり、報告者は藤沢駅で同電車の到着を待つ。
当の電車が彼方に豆粒の如く見えるやたちまちに眼前に停車。
若干遠足気分で乗車、そして電車に揺られること1時間余り、熱海に到着。
所定の集合時間3時に先立ち2時30分頃には出席予定者全員が一瞬に改札前の広場に集合。

     
       
熱海駅に集合*

一年ぶりの熱海。ある種の懐かしさとあまり変わらぬ駅前広場のもろもろたたずまい、当節のインバウンド云々の表れか人の多いこと多いこと。
この度の例会、奥方の急病で参加不可となった三八会会長の佐藤さん、突然の病魔に見舞われた三八会重鎮の早川さんの欠席により、一抹の寂しさ否めないところ、内藤さんと小澤さんの参加を得て、これらを補う形に。

斯くてこの度の三八会第63回例会出席者は、石塚さん、小野山さん、広瀬さん、浪本さん、内藤さん、小澤さん、柏木(報告者)の7名となった。

熱海駅前で例会スタートの集合写真の後、手慣れた幹事のおかげで手配されたタクシーに直ちに乗り込み、昨年と同一の例会会場である本日の宿「とよさか」へ。

    
「とよさか」も昨年に引き続き二度目となると、宿泊の手続きも手慣れたものになり、直ちに部屋割り。2人、2人と3人の三部屋に別れてそれぞれの根城が決まり一段落。

   
   
「とよさか」に到着、これから部屋割り

早々に温泉に。 一風呂浴びたところで、幹事の部屋に集まり、「練習」ならぬ夕食前の宴会リハーサルに。
石塚幹事がやおらウィスキーとガサガサとつまみの類とハサミを机に並べ、
「さぁーやろう、会長からの差し入れがある、皆で楽しもう」
と「練習」の開始を宣言。

     

       
練習風景

斯様な場の話題は通常、先輩・後輩や嘗ての同僚、もろもろ知己の消息如何が会話の主題となるのが常、ただ今年は様相が一変。
先ずは、佐藤会長の例会欠席の因となった彼の奥方の急病の件。加えて、昨秋の石塚幹事の奥方の突然の逝去の件、何れも奥方伴侶のありがたさ隠れた力量の偉大さを改めて知らしめるところ。
石塚幹事、「だから山八では奥さん同伴もOK!としているんだよ」と。

心配事、もう一件。「早川さんはどうしたんだ」との声に石塚さん、
「過日、一人倒れているのを(誰かに)発見され病院に担ぎ込まれ一命は取り留めたとか。ただ、未だ病状芳しからずというのが現状らしい」とのこと。

せんない深刻な話題の一方、会長差し入れのつまみ、「鮭皮フライ」と「鮭のはらす」、これは絶品、とくに「鮭のはらす」はマグロでいえばトロの部分。
この上なく美味、手で皮をちぎることかなわず(会長からのコメントで石塚幹事が用意した)ハサミで攻略しながら口に放り込み、鮭の脂で指先をギトギトにしながら「美味い!」を連発、綺麗に平らげてしまったところで、本日のメインイベントの宴会へ移ることに。

       
       
会長が差し入れのハラストバと皮の珍味

「とよさか」での宴会は昨年に引き続き、二度目。昨年は、初めてとのこともあり大きな舟盛り等々。豪華メニューに、しかし、所詮老人集団、勿体ないことに舟盛りには殆ど手を付けられずに終わった教訓から、今年の宴会メニューは少々控えめにと配慮したとか。
しかし、日頃の食生活に比べれば格段のご馳走であることは、下の献立表からも明らか。

  
    
料理長による当夜の献立表

ビール乾杯と記念撮影を皮切りに、歓談を楽しみ完食、一同大満足。 次々と大ジョッキが空となり、上善如水(じょうぜんみずのごとし)の越後の銘酒もはかどる

           
                  酒もはかどり宴たけなわ

宴会の後は恒例のカラオケタイム。昨年は初めての事もあり、カラオケマシンの立ち上げに苦労したが、とよさか」のメンテが然るべく為されていたのか、今年は比較的スムーズに演奏スタート。

  
     
カラオケスターたちの競演

今回はカラオケ・スター、会長と早川さん2名を欠き、4名の歌手が競演それぞれに美声を聞かせたが、幹事の手堅い予算コントロールのもと、総計20曲披露にて終了。そして早々に就寝。

10月3日()、天気は曇りから雨にとあまり芳しくない予報だったが、陽射しもあり天候に恵まれたとの感もあった。

今日はどうかなと、起床後直ちに眼下に広がる熱海の街と海を眺望するに、曇りがちではあるが、真鶴半島、初島まではなんとか望める天気。
少々朝風呂を楽しんで8時から、朝食。
これまた普通の家庭では到底望めない小鉢多数の朝食。
これを完食後、出立の準備に。

昨年は、「とよさか」から熱海駅までバスを利用したが、小振りのバスに周辺の住人かはたまた我等同様の遊山客なのか、空席無しのバスに立ちっぱなしで九十九折りの急坂を下った大変な経験をした。
ありがたいことに今年はこれを避ける可く、幹事がタクシーを手配済み。

タクシーを待つ間に「とよさか」の庭でも・・・と思いついたものの、庭の散策は禁止とのことで。止むを得ず建て屋周辺をウロウロするに、敷地の外れに、何と望遠鏡が設置されているではないか。雨ざらし日ざらしの望遠鏡、レンズが劣化してどうしようもない代物かと思いきや、これがよく見える代物。

    
     
望遠鏡で下界の景色を見る

なんと熱海駅付近を歩く人の姿も確認できるではないか。ただ、残念なことに、真鶴半島は何とか視野が届くものの、天気晴朗なれば眺望可能なはずの三浦半島や房総半島はかすんでしまい残念。 明年かまたの機会を期待。

熱海駅にて、例会一段落の集合写真の後、短いお土産時間を経て、一同一緒に電車で小田原に移動。

小田原は石塚幹事の縄張り。例会二日目は幹事お勧めの小田原の老舗二軒を経験することに。 一つはパン屋。駅前広場から放射状に広がる路地の一つを数分辿ると「守屋のパン」なる看板の店に。大正10年創業というから1921年、創業100年を越えることになる。
小田原には名物パン屋が二軒あり、その一方とのこと。
たたずまいは、普通の店舗でとくに特徴的なところはないが、店の前にはすでに、パン購入の人の列。

  
   
守谷のパン

   
    
購入したアンパン(アンの量がすごい)

石塚幹事がその列に並ぶと、他メンバーも何かのパンを「買わないと損する」てな気持ちにかられ購入待ちの列に参加することに。報告者もその例に漏れず、列に並んであんパンとクリームパンを購入。

帰宅後、食するに、10点満点で7点程度の出来。しかし、小田原の名店の一つを抑えた!とのある種の満足感。

幹事お勧めの次の老舗は「昇玉」なる中華料理店。ここで、三八例会打ち上げのランチをとるという。
昭和5年創業と言うから1930年、これまた100年近く昔に創業と言うから老舗の名に恥じない店。しかし、横浜中華街の壮麗な店構えの想いを裏切るメガネスーパーの二階に鎮座。

      
       
中華料理「昇玉」(Googleストリートビューより)

一歩店に足を踏み入れると、またビックリ。 内装みると、なーんだ、大ぶりの町中華じゃないか、と。しかし、それは料理が出て、それを味わううちに変わってゆく。

そそくさと用意された席に着き、先ずは、例会無事終了のビール乾杯に。

             
                   
何はともあれ乾杯!乾杯!!

なかなか気さくな給仕のおばちゃんが注文伺いに。幹事、皆の意見を聞きながら次々と料理を注文、マーボ豆腐、エビチリ、豆苗、餃子、青椒肉絲、レバニラ、チャーハン、焼きそばと次々に平らげ、一同の健啖振りを発揮。味はなかなかのもので、老舗の名に恥じない店で、一同満足。

   
     
いろいろ食べた

斯くて、小田原ランチも終了、「昇玉」を後にしようとするタイミングで天気予報どおりに雨も降り出し、第63回三八会例会を無事終了。
小雨降る駅のデッキからは西の空に小田原城の遠景が望め、最早10年近く前、小田原城から早川漁港まで歩いた山八散策を思い出しながら帰途につく。

                             
                                   
小田原駅より小田原城を望む

繰り返しになるが、この度の例会、佐藤会長並びに早川さんの不在、止むを得ないこととは言え、寂しい限りであった。会長の奥方ならびに早川さんの件、お見舞い申し上げるのと早期回復を祈念申し上げるのみ。
三八会、高齢者集団、メンバーそれぞれのみならず奥様方も同様、ご家族含めてご自愛抜かりなく次回例会に備えましょう。 この度の第63回三八会例会に関わるもろもろのアレンジ、石塚さんには感謝、ありがとうございました。
                          ~おわり~