歴史の町 浦賀散策記
                         (文と写真)大川成信
  
   浦賀の渡し船にて

元旦の能登半島大地震、2日の航空機接触事故と波乱の幕開けとなった令和6年最初の山八会は、 計画を立てて下さった石塚幹事長がコロナ罹患ということで安静を要し、急遽進藤さが石塚リーダーの代役を務めての 開催となった。 
加えて、今回は山八会の新年会と荒木田さんと小野山さんの快気祝いも兼ねている。
さらにさらに、今回は山八会発足10周年目にあたる記念すべき開催なのである。

今回の予定のコース 浦賀駅→A西叶神社→ B為朝神社→D渡し舟 →E東叶神社F東耀稲荷→浦賀駅 の予定であるが、何があ るか分からないので都度 衆議しつつ行こうという ことになった。

 
   
散策コース(クリックして拡大)

午前10時に京急浦賀駅 に、ランチから参加する 荒木田さんを除く8名が 集合。いつもながら朝の 早い年寄りが多く1時間 以上前に到着した人も。



  
全員集合

海際の高台のせいか結構 な風当りで、寒風を避け て物陰を探して全員揃うのを待った。
8人集まったところでいざ出発!

浦賀ドッグの横を海へ向かうと塀をキャンバスにして浦賀ゆかりの歴史が近隣中学生の手で壁画として
描かれている。上手なものだ。


    黒船来航                   雷電為右衛門

浦賀ドックは2003年に閉鎖されるまで1世紀以上に渡り1,000隻にのぼる艦船を作り続けてきた。
今はその役目を終えて広大な港湾地区として再開発の途上にある。

西叶神社へ向かうこの道は浦賀道と呼ばれ、葉山・鎌倉を経て東海道戸塚宿に繋がる幹線道であった
という。

  
    
浦賀道の説明図

三浦半島は海からすぐ山で坂の多い所 の印象であるが浦賀道も道路際はすぐ 山で、信じられないような急峻な崖の 上に民家が建っていたりする。 こんなところが震度7に襲われたらと心配になってくる。

  
    
現在の浦賀道

西叶神社に到着。 文覚上人が源氏再興を 願って石清水八幡宮を 勧請して創建という。
源氏再興の願いが叶っ たことから「叶明神」 の称号が与えられた。
よろず願ごとが叶う ということで信仰を集めてきた
  
    
西叶神社に到着


 
何を願うのか、小野さん         数多くぶら下げられた願掛け札

ここの狛犬さんは2頭とも口を開いて いる。
対岸の東叶神社の狛犬は逆に2頭とも口を閉じているそうな。 元々対であったとか、、、、


              
二頭の狛犬さん

次の目標は源頼朝の甥で弓の達人として 名を遺す源為朝を祀る為朝神社へ。
行き方を通りがかったお姉さんに丁寧に 教わって信号四つ角を右折した。
この道路は昔から様々な物産を保管する 石倉や土蔵の面影が道路両側に残っており「金文堂信濃屋書店」の看板を掲げ た立派な蔵も見られた。
  
  
    
浦賀の蔵の説明図
  
  
    
今も残る蔵の面影

信号を右折して緩い登坂を15分ほどたどって来たが、一向に為朝神社は見 当たらず、改めてコンビニの
お姉さん に確認すると、信号四つ角を直進すべき所を右折したことが判明した。
そういえば先のお姉さんも直進しなさいと言ってたのを後で思い出すお粗末。

急ぎ元の信号四つ角へ引き返したが往復30分程 ロス。昼食の予約時間もあるので為朝神社はパス して次の渡し舟へ向かう事に衆議一決した。
地図と現場の実際に見える景色とは大きく異なりコース案内の難しさを実感した次第。

件の信号四つ角へ戻りのまま直進すると直ぐに渡船場に到着。
渡船場の呼びボタンを押すと対岸から御座船風の 渡し舟が迎えに来た。


  
渡船場                    ボタン一つですぐにやって来た渡し船

  
    
渡し船に乗り込む

この渡船場は300年の歴史 があり、浦賀航路として東西 浦賀を結ぶ足として重宝され てきた。
運賃は片道400円、船内で支払、横須賀市民は半額 所要時間は4分程

貸し切り状態のせいかサービス 精神旺盛な船長が、全員写真を 取ってあげるの申し出あり、
揺れる船首甲板で足を踏ん張り バックにバックを重ねて全員入った写真を撮ってくれた。

  
    
船内でパチリ

又対岸到着下船後も、次に乗 るお客を待たせてまで全員写 真を撮ってくれるサービスぶり。


対岸の船着き場は江戸・明治・ 大正まで続いた浦賀を代表する 旅館跡で、ペリー、吉田松陰、佐久間象山など多くの武士や 文人が宿泊した歴史が刻まれている。

  
     
旅館 徳田屋の説明


次の目標は東叶神社であるが、 浦賀駅から一旦離れて戻って 来る位置にあることから矢張 時間が気になりショートカ ットして東耀稲荷経由浦賀駅 へ戻ることに衆議一決した。
出発前に、荒木田さんこれからランチ 店へ行く旨電話を入れる。

東耀稲荷は江戸時代に創建さ れた神社で、火防の神として 崇められた歴史を持つ。
格子天井や欄間に施された 精巧な彫刻は稲荷社随一と 評されている。
  
  
    
東耀稲荷にて

  
    
見事な彫物

階段を上りお参りしたあと 浦賀駅目指して出発。
ショートカットのお陰で予定 通りにランチ店へ到着した。
今日のランチは浦賀駅徒歩1分 のクール・クラン・浦賀 !


  
ランチ会場「クールクラン浦賀」              ランチの看板
  
  
    
荒木田さんも合流し、何はともあれ先ずは乾杯!乾杯!!

  
      
本日のランチはアジ・エビ・カニの海鮮 ミックスフライ定食

久方ぶりに参加の荒木田さん小野山さん小野さんを中心に、話題は 大震災の後だけに被災者の話、 加賀東芝の被災の話、個々の病の経過報告、石塚幹事長コロナ罹患、お見舞い、珍しく欠席の阿川さん の体調お見舞い、最近激増しているフィッシングメールの悩み等々多岐に渡り、例のごとく賑やかなランチタイムとなった。

  
   
荒木田さん:テニスを再開するにはもう少しかかりそうだが、回復しつつあり
   食欲もあり、アルコールもOKで元気そう


  
   
小野山さん:全身麻酔手術で4日間の入院で一時体力が低下したが
   その後のリハビリで回復し、2万歩歩きも苦にならなくなってきている。


  
    
お得意のうんちくも健在で元気そのものの小野さん

この店にはスィーツもコーヒーもあり 、歩くことなく恒例化したアフターランチを楽しめた。
チーズケーキ、モンブラン、アイスク リーム、ショートケーキと思い思いの 注文をし、コーヒーを
楽しんだ。


第87回山八会はこうして新年を祝い、荒木田さんと小野山さんの快気を祝い、残念ながら参加できなかったメンバーにも思いを馳せ、皆が次なる一歩を踏み出すための決起大会にもなった。
コーヒーで改めて全員で乾杯! 約6,500歩の行程でした。

                              〜完 〜