横浜山手の西洋館めぐり
              
                 (文)広瀬和宏 (写真)広瀬和宏、石塚洋、早川純                 
                                   
   台風一過快晴のアメリカ公園にて(石塚さん撮影) 

 先週の木曜日辺りは台風22号の進路、スピードともにハッキリせず開催が危ぶまれていたが前日の日曜日になって、幹事決断で予定通り決行することとなった。

 10月30日(月)台風一過、素晴らしい秋晴れの中、9時30分予定通り、みなとみらい線 元町・中華街駅に9人が勢揃い、出発した。
今回のルートは元町・中華街駅を起点にJR石川町駅を目指す約3kmのコースである。その概要を別紙に示す。
これから向かう山手通りは年に2〜3回は西洋館の絵を描きに来るので外観はじっくりと見ており、場所も良く知っている。
しかし、内部はあまり見たことがない。今まで描きためた西洋館の絵を順路に沿って並べてみた

アメリカ山公園〜港の見える公園
 先ずは3回エスカレーターを乗り換えて「アメリカ山公園」へ、この公園はみなとみらい線が出来た時に全国初の
立体都市公園として整備され、奇麗に掃除が行き届いており気持ちの良い場所です。
清掃中の可愛いお嬢さん(おばさんではありません。)にお願いして全員で集合写真をパチリ。

「フランス山」Bに在ったフランス領事館は何度も火災に会って、今は井戸とか風車とか建物の遺構が残っている
だけになっています。
 近くに「愛の母子像」が在り、「昭和52年、緑区荏田町に米軍機が墜落し、母と二人の
幼い子が亡くなりました。生前に海が見たいと願っていたのでここに設置したものです。」との説明
書きがありました。


 愛の母子像
  

港の見える丘公園の展望台からレインボーブリッジが見えます。
快晴も手伝って横浜の絶景の一つを堪能しました。

 港の見える公園展望台からのレインボーブリッジ(石塚さん撮影)


♪〜あなたと二人で来た丘は
「港が見える丘」の歌碑が在ります。何度来ても何となく懐かしい場所です。
 ジブリ映画の「コクリコ坂から」の舞台になったところです。「安全な航行を祈る」と言う
意味の2枚の国際信号旗が風に靡いていました。


       昭和22年平野愛子の大ヒット曲「港が見える丘」の歌碑


   アニメ「コクリコ坂から」の説明板


イギリス館〜山手234番館
 天気が良い時は何時も沢山の絵描きさんが並んで描いているのが「イギリス館」(旧イギリス総領事
公邸)です。今年は蔓バラ用に背の高いアーチを沢山作ったため見通しが悪くなって絵描きには不評です。
しかし、このイングリッシュローズガーデンはバラ好きには人気のスポットで、秋バラが咲いていました。

 
 イギリス館                       イギリス館前庭の秋ばら(早川さん撮影)


 ハロウィン飾りがされたイギリス館内部(早川さん撮影)

 早川さんが「イギリス館」の中に入ったようで内部写真を拝借しました。

「大佛次郎記念館」を横眼で見て「山手111番館」(アメリカ人両替商の邸宅)に向かいます。
庭の手入れが良く、この時期なのに結構綺麗に花が咲いていました。

 
  山手111番館 


「外人墓地」に向かう前に「横浜地方気象台」があり、百葉箱が見たいと、誰が言うともなく入ってみようと言う事になり
ました。昭和2年に建てられたという本庁舎はアールデコ様式の建物で、内部の装飾は昭和初期の古典的な味があるもの
でした。展示の中には測候所という言葉が在り、その意味でも歴史が感じられました。
 百葉箱は残念ながら在りませんでしたが、温度計も湿度計も雨量計も積雪計も皆電気式になって、
露場と呼ばれる庭に在りました。

 
  横浜市有形文化財の横浜地方気象台の中を歩く(石塚さん撮影)


「外人墓地」はペリー艦隊の水兵を葬ったのが始まりで、今では40カ国5000人の外国人が埋葬されているそうです。
これを横目に「山手10番館」の前を通り、元町公園に向かいます。
  
     
      山手10番館(中身はレストラン・結婚式場)

実は最初に示した「横浜山手西洋館マップ」には横浜気象台やこの山手10番館は入っていないのです。
どうやら「西洋館」の定義はかって外国人が居住していたということらしいです。


山手234館〜JR石川町駅
「山手234館」は地味な外観です。隣に「えの木亭」が在ります。若い人たちに大人気のレストランです。
元町公園の中に「自動電話」と書かれた電話ボックスがポツンとあります。何でも明治33年に新橋で使われていた
ものを移設したようですが、当時は公衆電話のことを自動電話と言っていたようです。

 
 えの木亭                            自動電話

 「エリスマン邸」(スイス人貿易商の邸宅)前にさしかかった時、この中にあるカフェでプリンを食べようと提案がありました。しかし、ここは中に入るにはスリッパに履き替えなければならず、人気のカフェは並んで順番を待つこと必定と言うこともあり、短気な爺い達には向かないと判断し、入るのを断念しました。

 
   エリスマン邸庭側

 「ベーリック・ホール」は元はイギリス人貿易商の邸宅で、山手111館と同じアメリカの建築家の設計による。
しかし、そのデザインはスペイン風で、現在は人気の結婚式場だそうです。

 
  べーリック・ホール前で(石塚さん撮影)
 
500メートル位先の「イタリア山庭園」に向かいますが、この通り沿いには横浜雙葉学園小・中・高とか、フェリス女学院中・高など有名女子校が多く、誰々さんの奥さん、誰々さんの娘さんは何処どこの学校を出たらしいとか、皆さん他人の経歴調べで賑やか、賑やか。他人を噂することには疲れを覚えないのでしょうね。

「イタリア山庭園」に到着、「外交官の家」を一回り、黄色みがかったクリーム色の外壁が素晴らしい木造建築です。


 
   外交官の家
 
「ブラフ18番館」は赤い屋根と白い壁、緑の窓枠とこれも素晴らしい建築ですが外壁工事の最中で残念ながらその良さが今回は判りませんでした。
 急坂を降りると「JR石川町駅」です。

昼食打ち上げ 
 中華街へと移動。昼食は「東光飯店本館」で昔、作品展の打ち上げで使った店です。何故かいまだに石塚幹事の顔が利いていて、店のママから招魂酒一本差し入れあり、得した気分になりました。単純だなぁ。


 東光飯店本館で女将を囲んで(石塚さん撮影)
 
話題はやはりこの前の衆議院選挙。喧々諤々、いつもながら結論は出ずの言いたい放題でした。
また、日本シリーズでは何とかして横浜DeNAに勝たせたいと言う事でほぼ一致しました。

 今回は西洋館めぐりとは言え、それぞれの中に入って、ゆっくりと見学するとか、一休みする事もなかった。
また機会があったら一つでも二つでも良いから、中に入ってゆっくりするのも良いかなと言うのが感想です。
万歩計を見ると12,378歩でした。

 料理の写真を取り忘れ、慌てて店の前の看板でメニューを撮り、堪忍して貰うことにした。
    
     


 帰宅してから、テレビが本日11時頃に木枯らし1号が吹いたとの発表が気象庁よりあったと報じていた。
そういえば風が多少強かったかな、という程度で、洋館巡り中は寒くもなく、お天気で最高のハイキング日和でした。
              
      日々是好日!
 
 
 

 
 


 

 
 
   

































    
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