遠藤笹窪谷公園 散策
                   (文と写真)石塚洋
  

  公園入口にて

此処は余り名の知れわたっていない処なので公園の紹介から始めよう。

アクセスは「小田急江ノ島線:湘南台駅」からと「東海道線:辻堂駅」からそれぞれバス利用の二つのルートがある。


  
遠藤笹窪谷公園へのアクセス


藤沢市内三大谷戸の一つで、谷戸(やと)とは丘陵がU字型の谷になった所という。
ネットで地勢図を眺めてみると、そのことがよく理解できる。

  
    
公園の地勢図

そして、冒頭の集合写真からもわかるように、「遠藤笹窪谷」と書いて「えんどうささくぼやと」と読むのである。

ここは2022年7月に開園した広さ約2.5ヘクタール。
園内には「菖蒲園」「田んぼ」「生物多様性サテライトセンター」などが併設されていると言うので近々行って見ようと思っていた処だ。

今回の日程は「梅雨を避けたい」「満開のハナショウブを観たい」との願いで6月8日に決めた。

心配された天候は快晴、最高気温26℃と真夏のような陽気となった。


定刻「湘南台駅西口 @番バス乗り場」に阿川、進藤、浪本、広瀬、内藤諸氏と石塚の6名が
無事集合!

10:00発の神奈中バス:2両連結の「慶応大学行;急行」が来た。このバスには何と「べンツ」のマークが付いている!「グットタイミング!?」と6人は飛び乗った。

  

   2両連結の巨大バス
  

    
    
バスの内部


土曜日のせいか学生らしき者は2、3人、一般乗客4,5人で先頭車両は我々6人の専用となった。

出発して間もなく県道403号線に出た。

「こんな長いバス、直角に曲がれるの?」と仲間が心配していたが交差点を見事に曲がり切った。

思わず拍手が湧いた。途中「いすゞの大きな自動車工場」が県道を跨いて拡がって居るのが見えた。

バスは結構スピードを出して走るが、乗り心地は「木製の椅子」に座っている様で良くない。
学生専用バスなんだ〜と思った。などと考えていたら、下車予定の「慶応大学入口バス停」をあっと言う間に通過して、1kmも先の「慶応大学藤沢キャンパス本館前」まで連れて行かれてしまった。
なんとこれは「急行バス」だったのだ!

お陰で大学構内をのんびり見学が出来た。今キャンパスには5,000人の学生が学んでいる。

「学生諸君!明日の日本を頼んだぞ?」と思わず叫んだ。

  

    慶応大学藤沢キャンパス本館


構内をぶらぶら歩いているうち目指す公園への道を見失ってしまった。若い守衛さんに尋ねたら

「この道まっすぐです。5分もあれば着きますよ!」との事。

真新しい大きな「湘南慶育病院」と「サガミハム直売所」の間の路を歩く。

なだらかな坂ではあったが何故か足が重く辛くなった。

  
    湘南慶育病院


病院の周りは緑の森に囲まれ、建物の周りには散歩用の小径がある。この小径でリハビリに励んでいる何人かの方が見えた。ブーブー言いながらも自力で歩ける我が身に感謝した。

慶応大学看護医療学部の校舎の横を左折すると公園入口が見えて来た。

早速「公園の名の入った石柱」を前にして集合写真を撮った。

  
    石柱でつくられた公園入口

この入口の左に「生物多様性サテライトセンター棟」がある。
ここで一服一休みとなった。

トイレを済ませベンチに腰を下ろす。がしかし、皆、何時まで経っても立ち上がらない。「歩くぞ!」との掛け声でようやく立ち上がった。

       
  
    
園内マップ ここから引用

マップのD⇒F⇒G⇒Hの順で歩くことにした。

小さいながらも緑いっぱいの森に囲まれ、歩道も橋も良く整備された高低の少ない小径をのんびり歩いた。

  

       橋の上で


この橋の下の池は浸水被害軽減のため雨水を約11,000トン貯められる機能もあるという。

満開に咲いた菖蒲園を観ながら「明日の東芝」「ラピダスの立ち上げ」「岸田政権の末路」などなど 話題が尽きない。
  
   
満開の菖蒲園


      
  菖蒲園を見ながらの散策


ウグイスの澄み切った声が谷戸いっぱいに響き、小川のせせらぎの音も耳に入る。

日差しが強くなって来たので日陰を求め園内マップの一番下の路を歩いた。

孟宗竹の林、大樹の枝が覆い被さる小径が続く。涼しい風が通る。

下を見ると「モグラの盛土」がいっぱいあるのに気付いた。
以前は我が家の周りにもよく見かけたが最近は全く見られなくなった。この辺の谷戸ではまだいろいろな生き物の共生が育まれ、
「生物の多様性」が保たれている事は素晴らしい。


  
    
日陰を求めて歩く

        
  
   
モグラの盛土


30分程で一周し、再び「センター棟」に戻った。センター内に入って観たが4畳半位の展示室に
中学生達が纏めたと思われる「植物、昆虫観察記」が模造紙に記され掲示されている程度であった。

  
  
    
センター内の掲示物


期待外れの感はあったが子供たちの観察成果が積まれ、将来は貴重な記録になる事だろうな〜と思いつつ今日のランチ処「農家レストラン いぶき」へ向かった。


ところが里山の路を見失い中々辿り着けない。
内藤さんが近くのコンビニに駆け込み、道順を聴いて来てくれた。
ようやく「農家レストラン いぶき」の入り口に着き、皆で万歳をした。

        
  
    
アジサイの花に囲まれた「いぶき」の看板


6人のおじさん組は一番奥の席に通され、着席した瞬間、
「オーダーはQRコードを読みとって
オーダーサイトにお願します!」
と言われた。6人のおじさん達はキョトンとした。


名前からして田舎のレストランと思っていたら、地元の有志主婦が「農家レストラン設置の特例法」(別の事業で農地の転換が出来ないと言う農地法があるらしい)でレストランを建て、地元の新鮮食材と発酵調味料を掛け合わせた健康食を提供する処だと言う。


我々は6人皆同じものをお願いするから「口頭注文」にして呉れと「唐揚げご飯と発酵ミックスプレート」と「ビール」を頼んだ。

注文の品が間もなく運ばれてきたので「ビールで乾杯」をした。
  
  
この夏も元気で乗り切ろう!と乾杯)

      
  
     
注文の御膳


御膳は発酵調味料が効き過ぎかなと思うくらい甘みがあったが美味であった。

帰宅後、写真を見て気付いたことだが我々が注文した御膳には「味噌汁」が付いていなかった。

店の者が忘れたのか、もともと「味噌汁」のない御膳だったのかは未だに謎だ。

日本の代表的発酵食品である「味噌汁」が付いてなかったとは、、、残念至極だった。


食後「慶応大学入口バス停」に戻った。

此処で「湘南台駅組」(阿川、進藤、浪本、広瀬さん)と「辻堂駅組」(内藤さん、石塚)と分かれたので「スイーツアワー」なしで解散した。

ハプニング続きの散策になったが、兎に角皆さん無事に楽しく歩けたことに改めて乾杯した。


歩数は7,900歩でした。              

                          おわり