
湯河原駅に集合
今回は高橋さんのご尽力で「東京都電機健康保険組合の「オレンジドームゆがわら」に宿をとる
ことが出来、山八会として久しぶりの「一泊二日の旅」となった。
参加者は予約の関係で8名に限定された、申し込み順に高橋、石塚、広瀬、進藤、杉岡、柏木、阿川諸氏の7名、
5月23日(火)15時「湯河原駅」に集合した。
この日は生憎小雨が降り続き、気温は15℃と寒い日となった。
高橋さんが手配してくれた「保養所シャトルバス」が駅前(15:15発)で我々を待っていた。このバスは
定員7名と聞き「我々の専用バスだ!」と車内に歓喜の声が上がる。

お迎えのシャトルバス
バスは駅前大通を右に進み、間もなく右折し急な坂道を登って行く。
誰かが「ここは歩いては行けない!」と呻く。シャトルバスに助けられた。有難い!
車窓からは眼下に湯河原の温泉街が見える。

バスの窓から見える湯河原温泉街の風景
15分程で念願の「オレンジドームゆがわら」に到着した。イタリア建築様式を思わせる
ドーム型の素晴らしい建物だ。

オレンジドームゆがわら(翌日の写真)
15:30 高橋さんがチェックインしている間に阿弥陀くじで部屋割りを決め、それぞれ201号室(高橋、広瀬進藤、石塚)と202号室(杉岡、柏木、阿川)に入った。
眺めの良い部屋だ。中庭には真っ赤な躑躅が咲き誇っていた。
早速柏木さんと阿川さんが中庭を散歩した。我々4人組は部屋で大相撲中継を観、よもやま話に花が咲いた。
「夕食前の温泉は湯冷めするから、、、、、、、」と言う3人を振り切って小生のみ温泉に浸かった。
大浴場は最上階4Fにあり広々とした、眺めのいい素晴らしい浴場だ。
泉質は確認出来なかったが“万病に効く湯河原の湯“とあった。
東京から来られたと言う客人と二人っきりで「いい湯ですね!」と言葉を交わしながら久々の温泉をゆっくり楽しむことが出来、気分爽快となった。
18:00夕食! 3Fにある大食堂の座に就いた途端、皆びっくり仰天!
何と豪勢な料理の上に、特食として湯河原沖でとれる海の幸の「舟盛」にまた腰を抜かした。
早速生ビールで乾杯!

乾杯!!宴会スタート

この日の豪華献立

高橋さんと特食「舟盛」
食卓には献立通り、所狭しとどんどん美味珍味が並べられる。 食が進めばお酒も進む。熱燗、焼酎お湯割りなど
注文が飛ぶ。
他のテーブルを見ると我々以外に静かに食事を楽しむ初老のカップル5組のみであった。
我々は少々騒がしかったかな? 良く食べ、飲んで皆大満足!
辺りを見渡すと他に誰もいなくなった。愛想良く我々の面倒を見てくれた仲居さんに心から感謝!
20:00 高橋さんが密かに「カラオケ」を予約してくれていた。これは予期せぬ出来事だった。
カラオケルームも4Fにあり、完全防音構造のしっかりした部屋だった。
石塚の「旅姿三人男」で始まり、阿川さんの「川の流れのように」、進藤さんの「さくら貝の唄」、広瀬さんの
「すきま風」とマイクは次々と手渡されあっと言う間に1時間が過ぎた。

阿川さんの熱唱

広瀬さんの番だぞ!
美味しい料理をたらふく食べ、飲み、歌い、温泉に浸かり、至福の夜の帳も静かに下りた。
21:40「お先に失礼!おやすみなさい!」と床に就いた。
第2日目(5月24日)
昨夜はよく眠れた上、朝風呂に入り一段と気合が入った。浴場に行くと柏木さんが一足先に入っていた。
「昨日の豪華な夕食で元気が出たよ!」と柏木さん。
8:00 朝食を済ませ外を眺めると青空に一層緑が濃くなった山の上に二つ三つ白い雲が浮かんでいる。見事な天気じゃないか!
今日はここの保養所から下の「万葉公園」まで30分くらいかけ直線で、歩いて下りる計画だ。
高橋さんが支払いを済ませチェックアウトした。「会費1万円で各人におつりが1000円ありますよ!」と聞き、またまたびっくり仰天した。
9:40 お世話様になった「オレンジドームゆがわら」を背に集合写真を撮り、7名は元気良く出発した。
朝食風景 お世話になった仲居さん

ドーム中庭の風景
最短距離の山下りとなり歩行も困難を極める狭い急峻な下り坂だ。
将に源義経が試みた「ひよどり越えだ!」(見たことないが)と誰かが叫ぶ。
20分程して温泉街のバス通りに出た。

急な坂道
平地をしばらく歩くと老舗の温泉旅館、元祖お菓子屋、芸者さん稽古場の建物が目についた。
ピーク時は350人もいた芸妓さんだが、現在は30人位とか、、、

温泉街の佇まい

湯河原芸妓屋組合の看板

元祖きび餅 小梅堂本店
観光協会の青年団が数人でお祭り用の提灯飾りをしていた。
訊くと
「今度の27日、28日は4年ぶりで“湯河原 湯かけ祭”だよ!観に来て!」
と威勢のいい声が返って来た。
10:15 朱塗りの「権現橋」を渡った途端、今度は急な上り坂となった。
仲間の足がぱたりと止まった。休み休み登って行くとようやく左側に「公園入口」の看板が目に入った。
10:30 「万葉公園 玄関テラス」に到着した。
一休み後、渓流沿いの散策となった。
この公園は「日本の歴史公園100選」にも認定され,園内には万葉集に登場する80種類の植物が
植栽されており、鳥のさえずりを聴き、何本かの滝を見ながら、そしてマイナスイオンを浴びながらの散策は疲れを忘れさせてくれる。

万葉公園マップ
途中「瞑想ベンチ」「東屋」があり森林浴にも素晴らしい所だ。秋の紅葉もよさそうだ。
一番奥には(森、湯、食、本)をテーマとする「惣湯テラス」があり、温泉施設、ヨガレッスン、カフェ、ラウンジ、ライブラリーがあり一日中楽しめる処らしい。この日は定休日で残念ながら中には入れなかった。
国木田独歩の記念碑を見つけた。明治の中頃からは秘湯の趣と閑静な風情を求め多くの文人墨客が訪れたようです。

公園内の滝

同上 竹林

公園内滝の前にて

文学の小径の碑の前で

国木田独歩の碑*

同上の説明パネル*
「文学の小径」を歩いて、再び「玄関テラス」に戻り休憩した。
11:47発 「万葉公園 玄関テラス」の真正面にある「落合橋バス停」から湯河原駅に向かった。
12:10「ランチ&ケーキ」を求めて、高橋さんご推奨の駅近くにある「珈琲ウエスト本店」に入った。
店の雰囲気がレトロ調でとても落ち着いた感じだ。周りの壁には竹久夢二の絵が何枚も飾ってあった。
昼食はボリュームたっぷりな「ミックスフライ+生ビール」を注文し、最後はそれぞれ「NYチーズケーキ」
「しぶ皮マロングラッセ」を楽しんだ。

ウエスト本店での乾杯
13:40湯河原駅にて解散となった。皆、異口同音、“いい旅でした!”と。
この日の歩数は7,373歩でした。
楽しい有意義な湯河原の旅となりました。何から何までご面倒頂いた高橋さん、有難う御座いました。
参加者一同からお礼申し上げます。
おわり
【追記】
今回は高橋さんのお骨折りを頂き、「三八会例会開催宿」の下見も兼ねた旅でもありました。
「オレンジドームゆがわら」は施設、雰囲気、サービス、料理などどれをとっても超一級品
で申し分なく満点でした。
ただし客室が少ないので予約は困難と思われますが高橋さんに
頑張って頂き9月末、是非ここで「三八会例会」を開催したく思います。
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