満開のソメイヨシノを背景に
今まで毎年桜の季節には花見を企画してはきたが、日程の設定が極めて難しいという話しは石塚さんから聞いていた。桜の開花予想をにらみながら、皆さんの都合をも考えるのは確かに難題ではある。
過去、二度にわたって新宿御苑の桜を楽しんできた。 ここには、70種類もの桜があり、ソメイヨシノが終わった後にも、いろいろな桜が咲き乱れる。
ソメイヨシノが終わった頃が、新宿御苑の桜の見ごろだとする説さえある。
そこで、石塚さんと相談して、〇党の××派閥ではないが、新宿御苑での「桜を観る会」を「山八会の恒例行事」とすることにした。
その日が明日に迫った前日、新千歳空港から横浜に着いたが、あいにくの雨だった。
ホテルではコンビニで買ってきたワンカップ大関一本だけを飲み、早めに床に就く。
4月4日、朝早く目が覚め、足慣らしのつもりでホテルの周辺を歩くことにした。
まだ、霧雨のような雨が降っており傘が必要だった。
ま、「三八会は皆、晴れ男」と信じて、桜木町駅から新宿へ向かう。
電車が東京に近づくにつれ、雨は上がり、日が差すとはならないまでも、文字通り
「花曇り」の天気となったではないか!
9:30新宿駅に到着。人の流れに従って歩いているうちに南口に出てしまう。
石塚幹事から携帯に電話が入る。「もう着いているから大丈夫」と返事して、待ち合わせ場所の東南改札口へ。もうすでに5人が集合していた。
「あと二人、矢野君と広瀬君」と言って石塚さんが電話をかけまくっている。
そうこうしているうちに、外人から道を訊かれ対応。大忙しだ。
インバウンド観光客の道案内でも大忙し
広瀬君は新宿門へ直行するとの連絡あり、矢野君とは連絡つかぬまま、地元だから
門の入口で会えるだろうと、6人で御苑に向け出発する。
新宿門に到着すると、入園券売り場は大混雑状況。さすがにこの状態ではいつものアルコール類持ち込み禁止を目的とした荷物チェックはないようだ。
だが、人が対応する窓口と発券機のある無人窓口への振り分けをスムースにするために、今日は係員を増員して懸命に観客整理をしているが、あまり効果はないようだ。
それもそのはず、ざっと見たところ半数以上が外国人観光客。
係員が声を張り上げても、言っていることが全く理解出来ていないのだ。
新宿門入口にて
あまり使ったことのないマイナンバーカードを提示して、年齢割引きのある入場券を購入する。
ここで広瀬さんと無事合流。しかし、矢野さんは見当たらず。そのまま、花見をスタートすることとした。
今日は深作さんと早川さんが久しぶりの参加だ。
日本庭園の方角を目指す**
石塚さんの指示で先ずは日本庭園を目指すことになった。
歩いていて不思議に感ずるのは、これだけ多くの人が集まってきているのに、異常に感ずるほど静かなことだ。みんな見事な満開の桜を見るのに忙しく、言葉を発するのを忘れているのだろう。
むこうにある休憩所が目に入ると、誰かが「ちょっと休もう」
レストラン「つぶら乃」の無料休憩所で一休み**
「まだ、入門したばかりなのに、もう休むの?」「いや、最近足が弱ってね」
「立ったままパンツがはけない、椅子に腰かけないと、、、」などの会話が続き、
結局皆さん席をとり、他愛もない話しがはずむがこれが楽しいのだ。
再び歩き出し、途中枝ぶりの良い木の下で集合写真を撮ろうとするが、同じ思いの見物客が多いせいか、なかなか場所が空かない。
やっと場所が空き思わずバンザイ
桜の下でパチリ
オオシマザクラとエドヒガンの交配種「アマギヨシノ(天城吉野)」にカンヒザクラを交配して作られた栽培品種「陽光(ようこう)」が咲きだしていた。
世界の平和を願い、「天地に恵みを与える太陽」という意味を持つ「陽光」と名付けられたそうです。ウクライナとパレスチナでの戦いが早く終結するようにと祈って咲いているのかもしれない。
陽光の傍を通り抜ける人々
陽光 もう少しで満開になるとやや薄い色に変わるとのこと
ここ新宿御苑はソメイヨシノが終わった頃がベストだと書いたが、それには理由がある。いろいろな遅咲きの桜が咲くのがその理由だが、花壇の整備が進み、さくら以外の色々な花々が楽しめることもあげられる。
しかし、今回はソメイヨシノの満開と引き換え(?)のせいか、山吹と椿だけであった。
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山吹 椿
日本庭園を目指していたはずが何故か中の池に出会う。池を眺めながらしばし雑談。
集合写真を撮る。
中の池を背景に
上の集合写真の場所から新宿駅方向の絶景*
「さぁ、そろそろ大木戸門へ向かおう」石塚さんの号令で一同動き出す。
広大な芝生の上を歩くうちに誰かが「ここに座ると気持ちいいだろうな」と
つぶやく。
「昨夜の雨で湿っていないか?」「いや大丈夫だ」
誰かが腰を下ろすと、皆「右へならい」
石塚さんが「また一休みかい?」と苦笑いしながら、沖縄黒糖あめをみんなに配り始める。
黒糖アメをなめりながら至福の時
再び大木戸門へと向かう。途中で面白い桜を見かける。せん定された古い幹から若木が枝を伸ばしている。あれは接ぎ木か?はたまた若い木が自然に生えたのか?
議論になるも結論出ず。
古木に若木が生えた?
大木戸門に近づくにつれて新宿御苑ミュージアムが見えてきた。一昨年12月に開館したまだ新しい施設だ。早速中に入ってみることにした。
新宿御苑ミュージアム
ミュージアムの内観
木をふんだんに使ったデザインで、ここ新宿御苑が皇室の庭園だった時代からの歴史を映像で見せる趣向のようだ。ここに咲く桜の全ての種類の花びらの実物標本も飾られていた。
プラスティックに埋め込まれた標本
ミュージアムをざっと一回りして、ロビーに入り見渡すと、何と矢野君が何やら本を開いて読みふけっているではないか!
「これから昼飯に行くが一緒にどうか?」と訊くと腰を上げた。
皆と合流して大木戸門を出る。みんなは地下鉄で昼食会場(銀座ライオン)へ向かうという。
小生はもう歩くのが限界で、早川さんを誘ってタクシーで行くことにした。
若い運ちゃんだったがとても親切で、目的地の近くまでくると、わざわざ車から降りて「あそこです」と案内してくれた。
銀座ライオン新宿店
今日の会場はビヤホール銀座ライオン新宿店の4Fにある「本格焼肉&ジンギスカン
ばくよう亭」である。エレベータで上がると、入口には大勢の中国人たちが、何か
大声をあげている。予約なしで来たが、席が確保できるかどうか、交渉しているようだ。
ほどなく予約席に案内され、ほっとしていると、地下鉄で来た後続組が無事着席。
早速、生ビールで乾杯となった。
焼き肉用の「前掛け」をして、乾杯!
注文したのは、ばくよう亭ランチ。ラムジンギスカン、牛カルビ、豚肩ロースに野菜の同時盛り。 一人前1,450円也。
料理がやってくると、1人前が予想以上の大皿で、一度に全員分がテーブルに載らない。ま、焼肉だから、平らげた皿をすぐ下げて、次の皿を載せることにして、肉を焼き始める。
ばくよう亭ランチ。おかわり自由のどんぶり飯とスープ付き。
量が多いので、心配したが、爺さんたちの食欲はものすごく、きれいに平らげた。
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よく飲み食う爺さんたち
やがて宴(うたげ)は終り、お勘定となり石塚さんが皆から金を集めだす。
そして札を数え始めるが、金額が合わないようだ。
「四千円足りない!今日は、会計担当の大川さんが来ていないから、、、」などと言い訳しながら数え直すも、またも合わないようだ。
見かねた早川さんが、俺によこせと言って、札を一万円、5千円、千円札別にそろえ始め「これで数えてみろ」と石塚さんに差し出す。すると、今度はぴったり。
一同、安心。
ここで、本日の歩数の認定となり、広瀬さんの6,700歩が公認された。
今日はお互いに会話があまり弾まなかった感じもするが、その原因は満開のソメイヨシノに圧倒されたことによるものと考えた。
ビールで心地よく火照る頬をなでながら、新宿駅に向かった。
何故か、「本日のスイーツ」は今日はなかった。
おわり