あしがら花紀行
石塚 洋(文)
三八会年間行事の一つ「2月観梅研修」が2月17日(木)行われた。
佐藤会長も「雪の北海道」から急遽駆けつけてくれ、総勢9名のメンバーがJR松田駅前に集まった。
“紅一点”の岐部姐さんが8人の兄さんを引き連れることに成った。お陰で、今年は「梅と桜」を同時に見物出来る事になった。
前日の16日は風雨の強い日だったが、この日は曇天ながら暖かく、その上風なしの日になった。
9:10、歩いて『松田山ハーブ ガーデン』に向かった。国道246号線を横切り、東名高速道路を潜ると「近道」の看板があった。石段を数十段登ると“桜の園”に到着する。
時間にして15分、皆健脚揃いだ
JR松田駅北口から見た西平畑公園
登れ、登れ! 下は東名高速
松田山の南斜面が「西平畑公園」になっており、ここに松田町の有志の手で平成8年、「河津桜」が植えられたと聞く。昨日の雨を含んだみずみずしいうすピンクの可愛い花を一杯つけていた。未だ満開ではない、七分咲きと言うところかな?
あとで、識者に訊いたところ、河津桜は台湾や沖縄の緋寒桜と大島桜とのハーフ。松田町の桜は河津町の桜の子供達だそうな。
色は染井吉野より濃いめ、菜の花も咲いていて桜とのコントラストが素晴らしい。
花見客は平日で曇天の事でもありまばらであったが、近場の小学生が先生の引率で大勢登って来た。メジロもいっぱい飛んで来て、水滴の付いた桜花を美味そうについばんでいた。
幹郎さん、早川さん、阿川さん、高橋さんがカメラで追ったが、上手撮れたかな?
水滴の付いた花びらとつぼみ
めじろ(阿川さん撮影)
遠足に来た子供達(石塚撮影)
菜の花も咲いていました→
松田山の頂上はハーフガーデンへの入り口と売店などが並ぶ。 ハーブ・ガーデン入り口はハーブ製品の売り場になっている。
ハーブに関するものなら、何でも揃っていそう。
頂上の売店で善ちゃんは“花より団子”を楽しんでいた。売店のおじさんが、背後から「金の延べ板安いよ〜」と声をかけてきた。
ぎょっとして振り向くと、ありました250円也の「金の延べ板」が!
公園の右側に広がるハーブガーデン
金の延べ板の正体
残念ながら、霊峰富士の姿は見えなかったが、左手遠くに相模湾そして第一生命ビル、右手に箱根連山、真下に南足柄市、酒匂川、東名高速をを見下ろせる絶景の場だ。
この時間になると、観光協会のおじさんが出動してきて、色々と教えてくれる。
観光協会のガイドさん
眼下の風景
11:01 JR御殿場線松田駅発で『下曽我梅林』へ移動。松田駅で、一足遅れた柏木さんが無事合流出来た。
下曽我はお馴染み“曽我の十郎、五郎のあだ討ちの場”で有名な所。
ここに広大な中原、別所、原梅林が拡がる。
下曽我の駅に降りると“芳ばしい梅花の香り”が漂う。
駅から一番近い「原梅林」をぶらぶら写真を撮りながら歩いた。結構大きなな老木があり、
その老木が菜の花に包まれ真っ白い花を咲かせている。
下曽我駅前に立つ「曽我の里」の
説明看板
原梅林の老木→
「小田原の梅干」はここの梅が使われている。ここでは小田原駅頭で売られている値の半分で購入出来る。
紅梅や夏みかんと梅のコントラストが綺麗だね、などとぶらぶら歩きでも結構汗ばんでくる。
歩いた歩数も7000歩を超えた。腹も減ったし、歩くのも限界と判断した。
12:45 この辺で一番人気の「鳥ぎん」を漸く探し入った。
鳥ぎんにて。 鳥のたたきで梅酒のロック、まさに「ウメーシュ」
幸い丁度9人分のお座敷が取れた。散々迷った挙句、当店自慢と言う『釜飯セットコース』を全員注文。
串もの三品(焼き鳥、つくね、田楽)、鳥たたき、サラダ、釜飯、糟汁、漬け物で1,500円。
飲み物は各自めいめい頼んだ。「梅酒のロック」は疲れた体を程良く癒してくれた。
美味かった。話も弾み、善ちゃんの“ボケ老人漫談”で最高潮に達した。
14:00 店を出てぶらぶら駅まで歩いた。善ちゃんが「梅干」,幹郎さんが「曽我手造り梅酒」を探し当て私もお土産に購入した。
岐部さんと野中さんは「小田原に寄る」と言って、一足先に下りの電車に駆け足で滑り込みセーフ。
我々はしばらく待って、14:27の国府津行の電車に乗った。
「あれれ???」
反対方向へ行ったはずの岐部さん、野中さんが乗っているではないか!
三八会はとかく早とちりとか物忘れで事件が起こる。
彼らは下曽我にいるのを忘れて、とにかく横浜方面へ帰る連中とは反対の方向へ行けば良いという「思いこみ」があったようだ。沼津に向かっているのに気が付き、引き返してきたというわけ。
全員で国府津へ、そこで乗り換え、今度は正しく横浜方面組と小田原方面組がそこで別れる。
天候に恵まれ、うまいものを食い、適度の運動をし、ワイガヤの会話を楽しみ、桜と梅を一日で楽しむなんて、こんな贅沢がどこにあろうか。 日々是好日。
終わり
下曽我駅前の雑貨屋でゲットした梅酒
平成7年仕込みの年代物
(写真)佐藤 幹郎