小澤さん 日展に入選! 見に行く
                         (文と写真)石塚 洋

10月の某日、小澤茂さんからお手紙が届きました。
三八会の会員から、「最近、小澤さんどうしてるの。音沙汰ないけど、元気なのだろうか?」という声に、
小生が消息を問い合わせたことに対する返信と思われます。
何時もながら、和紙に書家らしい素晴らしい文字が躍るお手紙ではある。



そして、長年の念願だった日展についに当選を果たしたことが書かれていました。

11月11日(木)、進藤さんを誘って、第114回 日本美術展覧会(日展)を国立新美術館(最寄り駅千代田線乃木坂駅)に見に出かけました。

「お上りさん二人」は心配しながら会場に向かったが、小澤さんが入り口で待っていてくれたのでホッとしました。


 小澤(雲峰)さんと

「書」「日本画」「洋画」「彫刻」「工芸美術」の5部門に分かれ,美術館全館に展示されていました。


 書の部門の会場風景

近年では「書の部門」が一番応募多く、激戦が続いているようです。
今年は12,000点もの応募があり、うち1,000点が選ばれ、3階の25の部屋に展示されていました。

入った途端、いずれの作品にもみなぎる緊張感が漂い、書かれている文字は殆ど解読出来ませんでしたが小澤さんが丁寧に解説してくれましたので少々理解出来ました。

小澤さんの作品は“上級入選”らしく、特別な部屋のショーケースに展示されていました。
李白の「古風」と言う漢詩を認めたそうです。
写真はその一部で

固其然音別
雁門関今成竜
庭前驚沙乱
乱海日吹雪


  小澤さんの入選作

さすが小澤さん、格調高く堂々とした書でした。
その後、小澤さんの先生方の書も案内して頂きました。
99歳になるという梅原清山先生の「勝絶」(英名:Excellence)には言え知れぬ感動を覚えました。
最後に小澤さんが
「日展にチャレンジ出来たのも、三八会の作品展のお陰です。あれで発奮出来ました!
三八会の皆さんによろしく!」と言ってくれました。とても嬉しかったです。
 
小澤さん、この度は本当におめでとう!