深川七福神巡り 浪本 啓二(文)
石塚 洋、早川 純(写真)
七福神巡りのスタート深川神明宮にて
平成22年1月25日の月曜日、石塚洋幹事の音頭で集まった三八会メンバ7名が参加して、深川七福神巡りが挙行された。 9時40分新橋駅東京寄り改札出口集合。
流石に数分前には6名(石塚、早川、進藤、深作、小野山、浪本)が集まった。
いざ地下鉄へ。都営浅草線はどこだ! チラシを配っていた青年に聞くも分らない。遠くかな? 駅員に聞くと汐留口とのこと。ああそうだった。見上げると矢印がある。嘗て世界を駆け巡った俊英もビジネスの世界から決別して、第二の人生を謳歌する好々爺に近づいているようだ。これでは先が思いやられそう。いや、思わぬ発見もあり、歩行距離が延びて健康的か。
先ずは都営浅草線へ。どのルートで荒木田さんの待つ森下駅へ行くか、頭を捻る。
途中どこかの駅で乗り換えのため、一旦改札を出た。170円。また改札を入り、森下駅で下車すると40円。Suicaは中々頭が良い。10時を数分超過。荒木田さんは駅の中まで出迎えに来てくれた。
1)早速駅員に聞き、深川神明宮の寿老神へ。交差点で向こうか、こちらか。
烏合の中の多数の方向へ向って進むも判らない。
初老に紳士に聞くと反対の方向だと。少数意見の方が正しかった。
寿老神の傍の梅はもう満開。それぞれに何かを祈ったようだ。小野山さんが地図を貰ってきて全員に配布。
これで、これからは大丈夫だろう。記念撮影をして、早々に次へ。
2)深川稲荷神社の布袋尊へ。途中に芭蕉記念館があった。
特別展示もあるようだが、今日は休館。ルートは確かのようだ。
万年橋を渡るところで、小名木川と隅田川の三叉川の向こうにケルン橋が見えた。なかなか見事な光景。
芭蕉記念館近くから清洲橋(通称ケルン橋を望む)
また中年の淑女に道を聞く。近くの相撲部屋を見ましたか? これは見ておこう。
高田川部屋に尾車部屋、何れも3,4階建てのこじんまりしたビル。
相撲部屋はまだある。大鵬ビルに大鵬道場と大嶽部屋、早川さんは北の湖部屋へも。殆ど部屋の門は閉まっていた。千秋楽翌日の朝寝坊を決め込んでいるだろうとは下衆の想像か。ただ部屋の前を通っただけなのに、何だか大相撲がより身近になったように感じた。
モダンなビルの相撲部屋
肝心の深川稲荷神社の布袋尊は閉帳、フェンスには鍵が掛かっていた。
フェンス越にお賽銭を入れて祈るも、お留守のよう。
近くを通るのでついでに有名な清澄庭園へ。清澄公園を通って清澄庭園へ向う。入園料は高齢者70円。
紀ノ国屋文左衛門の別邸から諸大名の下屋敷になっていたものを岩崎弥太郎が買い取って整備したと言う。実に見事な回遊式築山泉水庭。水鳥が集まり、大きな鯉が口を開けていた。紀州青岩石の枯山水は文左衛門の名残か。
池に浮かぶ涼亭は米国?からの国賓接遇の際に普請したとか。
かっての豪商は桁が違うようだ。
清澄庭園
3)続いて龍光院の毘沙門天へ。かなりの距離のようだ。道を聞くとこの地図は悪いと。地元でも知らない人もいるようだ。ここらしいが、その気配がない。閉帳のようで何の痕跡もない。15日までがご開帳の由。止む無く次へ。
鳴き声だけうるさくて意見がまとまらぬ、、烏合の何とやら(龍光院にて)
4)次は円珠院の大黒天。また地図を見ながら喧々諤々。トラックの荷物を扱っていたお嬢さんに聞き、漸く大黒天に。ご本尊は小さい。それが大きくなるとか。ここはお賽銭を奮発しよう。横の石造大黒天は実ににこやか。ここでも祈っておこう、良いことがあるだろう。出際に、20名程の中年紳士淑女が参拝に来た。15日以降でもご利益はあるかな。
5)仙台堀川の海辺橋を渡って心行寺の福禄寿へ。ここら辺りか?ここら辺りか? 豆大福の幟があるが我慢、我慢。漸く心行寺の目印が見えた。ここも閉帳、横に石像があるが、有難味が薄い。賽銭箱もない。人徳福寿が頂けないのか。
6)だんだん疲れてきたが、後2つ。冬木弁天堂の弁財天へ。ここは弁天堂だけあって、立派なもの。お堂の中で参拝をと案内があるが、その気力はなしか。しかし、各々真剣に祈っていた。
冬木弁天堂
7)ついにあと1つだ。最後の冨岡八幡宮の恵比寿神へ。
冨岡八幡宮の横には3つのお堂?祠?があり、それぞれに何とか神が祭られているようだが、ここも閉帳。
小さなお賽銭口がある。その気はないが、お札は入らない。冨岡八幡宮に参拝。ここは人が多い。
恵比寿神の影は見当たらない。止む無く昼食にしよう。
おみくじ所で、おみくじは引かず、うら若き巫女に深川めし、深川宿の在処を聞く。イノサンの手前奥とのこと。イノサン? ミノサンじゃあないよな。伊能忠敬の銅像の奥にあることを確かめて、先ずは記念撮影。空いているようだ、いざ入らん。あれ、休業。がっくり。
(月曜日は休みだよとメールに書いておいたのに・・・・編集者注)
疲れが出た。腹が減った。今度は、まんじゅう屋で深川めしを聞く。勿論まんじゅうは買わない。深川不動尊の参道にある店がいいらしい。
近代日本地図の始祖 伊能忠敬像の前で この近くに住んでいたとか
深川不動尊の参道は店も多く、人も多い。深川丼やうなぎがある。中国産の深川うなぎか、北朝鮮産の深川あさりか。
深川産深川丼の六衛門に入る。深川めしセット、深川丼セット、何れも普通盛りで1,050円。
少し少な目であったが、まずます。
次はデザート! 土産屋でお土産や試食。貝の佃煮、豆大福、きんつば、明治のどら焼き。甘いもので腹が膨れ、コーヒー組と直帰組に分かれた。迷子にならないように! 何だか冗談ではなさそう。とは言いながらも、嘗ての百戦錬磨の兵、無事にご帰還遊ばした。明日の新聞やTVに何の報道もなければ。
本日は薄日差しの好天に恵まれ、寒さを感じることなく、楽しく愉快な深川七福神巡りであった。道すがら、芭蕉、文左衛門を始め、随所に江戸時代に活躍した著名人の名残があり、往時が確かなものとして偲ばれた。約15,000歩、7〜8 kmの江戸風情の散策に感謝。皆健脚。石塚幹事に深甚の謝意を表する次第である。
以上