早春鎌倉江ノ島七福神めぐり 石塚 洋
ゴールの江ノ島神社にて
1月29日(木)有志が集まり、三八会鎌倉江ノ島七福神めぐりを行った。
天気はこの日の予報は「雨模様で風もあるという」
「散策には嫌な天気だな〜」と思い、早川さんに恐る恐る“中止”の相談をしたところ、開口一番
「雨は降らない。俺は行く!」との一声に背中を押され、決行した。
「JR北鎌倉駅、9時集合」を掛けたところ広瀬、高橋、荒木田、小野山、深作、早川、小生と7人が集まった。小野山さんは戸塚の自宅から此処まで歩いて来たと言う。
皆、びっくり仰天! 本人はケロリと「もう2万歩は超えたな」
全員が「鎌倉の七福神めぐり」は始めてという。
今日の順路は
浄智寺の布袋様(家庭円満の神様)
鶴岡八幡宮の弁天様(芸事の神、財運を開く神様)
寶戒寺の毘沙門天様(病魔退散、財宝富貴の神様)
妙隆寺の寿老人様(健康長寿の神様)
本覚寺の恵比寿様(商売繁盛、五穀豊穣の神様)
長谷寺の大黒天様(出世、開運の神様)
御霊神社の福禄寿様(長寿、財産、幸福、知恵を司る神様)
いずれも、ありがたいありがたい福の神々たちだ。
「今日は喧嘩しないで一人が一人づつ福の神を背負って帰ろうや」と冗談を言いながら7人は予定どおり9:05にスタートとなる浄智寺の布袋様へ向う。
曇天ながらそんなに寒くないのでホットした。浄智寺への参道を登り、山門をくぐって社務所へ行った。先ず七福神めぐり御朱印を頂くための「色紙」を500円で購入する。
この色紙には、これから巡る社寺名が印刷されている。
いまスタンプ・ラリーというのがあちこちで行われているが、御朱印を頂きながらの七福神巡りはまさにスタンプ・ラリーのルーツと言えよう。今日のスタンプ・ラリー、はたして完走なるか。
境内にはもう蝋梅、椿、ミツマタコウゾ、万作そして水仙等が咲き誇り、梅花もチラホラ。
「梅花は香りを漬し、椿は紅を流す」と徳富蘆花がしたためた「湘南の時季」はこの頃だったのかなと思いつつ歩いた。
裏の洞窟に行くと等身大石像が祀られていた。弥勒菩薩の別の姿と言われる布袋尊である。
右手で前方を指し、その表情はユーモアたっぷりだ。
「知恵を受け、福徳円満な人を作る福神」と言われる。最初なので参拝にも緊張した。
浄智寺 布袋様
次は鶴岡八幡宮へ。 ゆっくり歩いて25分で着いた。
社務所で御朱印をとお願いしたら弁財天でしたら大鳥居の源氏池の所ですとのこと。
折角来たのだからと八幡宮に浄財を投げ込み参拝した。平日でもさすが鶴岡八幡宮さま、参拝者は後を絶たない。
ここから大鳥居、段葛まで若宮大路が一直線に貫くさまが見える。まさに絶景かなである。
旗上弁財天は源氏池右の中ノ島にあった。源頼朝が平家滅亡を祈願した所と言われる武運長久、大願成就の福神である。
鶴岡八幡宮の旗上弁財天様を収めたお社
三番目は隣の寶戒寺の毘沙門天だ。この寺は天台宗で萩の寺としてで有名だ。
この日は境内の枝垂れ梅が七分咲きで見事であった。
靴を脱ぎ本堂に上がると本尊の左手に毘沙門天が祀られてある。暗くて見えなかったが病魔退散、財宝富貴の福神である。
寶戒寺の枝垂れ梅
四番目、ここも近くで助かりました。妙隆寺:寿老人尊像である。
ケヤキの一木造りの像で、安全と健康を守り、長寿を司る福神と言われています。
時計を見たら10:30、昼飯には未だ早い。
もう一頑張りして五番目の本覚寺の恵比寿様参拝だ。小町大路の突き当たりにあったので、難なくたどり着くことが出来た。
山門、仁王像を見る限りこの寺は随分古そうだなと思った。此処には七福神の中でただ一人の日本の神様である恵比寿様がお堂の奥に祀られています。
実際の恵比寿様見ることは出来なかったが、ここの像は鯛を抱いていない古い形の様です。
ご存知商売繁盛、家運隆盛、縁結び、五穀豊穣の福神です。
境内には水仙、紅梅が見事に咲いていた。
その上千葉の市川中2年生「名所旧跡探訪グループ」12名と合流し一緒に記念の集合写真を撮った。思い掛けず若いパワーを彼らから沢山貰った。
千葉市川中学校「名所旧跡探訪グループ」の皆さんと(本覚寺にて)
結構歩いたな。足がきしむ。11:20 飯時だ!JR鎌倉駅前の「井の上蒲鉾店」に入った。
昼時にはちょっと早かったせいか、「三八会七福神めぐりご一行様」の席は特等席が取れた。
とにもかくにも午前の部は無事予定通りめぐることが出来た。
おでんと茶飯で800円也にお酒一杯で昼飯を済ませた。天気も何とか保ってくれている。有り難い。
一休みし、11:50 午後の部へさあ〜出発!
「江ノ電鎌倉駅」へ駅舎をぐる〜と廻った。冷酒が効いて来た。12:11発の電車で「長谷駅」へ。
この電車にも何十年ぶりかで乗ったがなかなか快適だ。あっと言う間に到着。
懐かしの江ノ電
六番目の長谷寺には神奈川県最古の大黒天が祀られている。山門から頂上までの階段がきつい。
思うように足が動かない。
長谷寺は鎌倉八景の内「長谷の晩鐘」とも謳われた景勝地と言われるだけあり、さすが頂上からの眺望は素晴らしい。遠く三浦半島、城ヶ島も見えた。「裕次郎の灯台」も望める。
ご存知ここの大黒様は出世開運、財宝招来を授ける福神だ。
長谷寺には大黒様をしのぐ人気者がいる。福々しいお顔が可愛いと特に女性に人気の高い長谷地蔵だ。
福寿草が咲き出していて、まさに福で充ち満ちている。佳き日哉。
長谷地蔵 福寿草 花言葉は「永久の幸福」「祝福を招く」
いよいよ最後;七番目の御霊神社。ここは長谷寺の裏にあった。
薄暗い森に囲まれた祠に長寿、家禄永遠を司る福の神である福禄寿が祀られていた。
「御朱印色紙」にはこれで七箇所の参拝の御朱印を頂いた。目出度く完了だ。
がしかし、色紙の右上に一つ、お印の無いところがあるではないか。
よくよく見るとこの色紙には八番目の神様がおられる!? 鎌倉七福神は実は八福神だったのだ。
そして、ここのお印は江ノ島に渡らねば頂けないことが分かった。
さあ〜どうする、渡ろうか、それとも渡るの止めようか。時計は未だ13:10。全員の意見が一致した。「行こう!」となり、一路江ノ島へ。
新しい「江ノ島大橋」を渡るのは始めてだ。潮の匂いを嗅ぎ、真っ白いヨット、遠くの街並み、江の島の展望台などを眺めながら歩く。気分最高! この頃には晴れ間も出て来て、街灯の鉄柱にはカモメが羽を休めていた。以前江ノ島に渡ったのはいつの頃だろう。記憶に無いほど遙かな昔だ。
江ノ島の土産屋の呼び込み声が懐かしい。結構な人出だ。
14:00 江島神社に着いた。階段で足が止まる。「エスカレーターがあるよ!」と言ったら、
高橋さんに「歩かないとご利益が無いぞ!」と励まされようやく上った。
「技芸上達、幸運、財宝を招く福神:江島弁財天」は「近江の竹生島」「安芸の宮島」と共に「日本三大弁財天」の一つと言う。
とにかく7人揃って御年始めの鎌倉江の島七福神ではない八福神詣が無事出来た。
三八会全員の幸運もお願いする事が出来、久々に達成感を味わうことが出来たのが何より嬉しい。
出発前、三八会有志7人で「一人ずつ福神を背負って帰ろうよ」と願ったが「八福神」となり、7人のうちの誰かは「二福神」を背負っている事になった。はてさてそれは何方かな?
それは八福神のみぞ知る。
全ての御朱印をいただいた色紙
打ち上げは江の島駅の近くの磯料理屋に入った、と言うより客引きおばさんに連れ込まれたと言うほうが正しい。
さざえのつぼ焼き、めざし、いかの姿焼き、タコのから揚げ、ぴり辛ソーセージなど抓みながら、スタンプ・ラリー完走に乾杯だ!美酒に酔った。
小野山さんによると、今日の七福神めぐりは全行程21,000歩、約14kmとのことでした。
(写真撮影)荒木田、石塚、高橋