アオバトは不思議で魅力的な鳥である。深山を根城にしながら、わざわざ遠くの海へ海水を飲みに来る。
また、その名前のとおり、緑色をした珍しい鳥である。雄の翼はワインレッド色で、緑と対比してとても
綺麗だ。アオバトの魅力に惹かれる写真愛好家は多い。

その海水を飲みにくる海で一番有名なのが、石塚さんの地元、足元の照ガ崎海岸である。
これは石塚さんに頼んで、撮影会をアレンジしてもらうしかないと思った。台風と秋雨前線の影響もあり、紆余曲折した結果、日取りは9月7日、メンバーは石塚、早川、阿川の3名となった。

当日は8時半に照ガ崎海岸に着いた。海は荒れ模様ながら岩礁にアオバトが群れを成しているではないか。これが有名な風景かと思うと、急いで写真を撮りたくなった。
小生は400mmズームレンズに1.4倍のエクステンダーを付けて三脚に取り付ける。
短時間だったけど約100枚の写真を撮った。その中で良さそうなのを1枚と、可愛そうなアオバトの1枚を紹介します
写真1 波と戯れるアオバトの群れ・・・雄の色に注目してください
    写真2 波に飲まれたアオバト・・・生死の結果は分からない


でも、アオバトを綺麗に撮るのは難しい。
小生の写真でお分かりのように560mmレンズでも大きくは撮れない。また、曇天であること、海が荒れ模様であることを考えると今回のチャレンジだけで成功はおぼつかない。すぐ波打ち際にいた我々に段々と波しぶきが掛かるようになってきた。
雨も今すぐにでも降りそうな気配。9月中にもう一度出直そうという結論になり9時半ごろ引き上げた。
次回までには腕も磨いておく必要がありそうだ。

まだ時間が早かったので、石塚さんから箱根へドライブに行こうよと誘いがかかり早速出かけることになった。
目的は湿生花園の花の撮影会である。
湿生花園は芦ノ湖の北側に位置し、湿原をはじめとして川や湖沼などの水湿地に生育している植物を中心にした植物園である。
ドライブ中は湯本、小涌谷、強羅、芦ノ湖、元箱根など箱根の観光スポットを沢山見ることが出来た。

台風の影響による激しい雨もあったが、湿生花園に着いたときは雨はなく、写真を撮っているときは陽光にさえ恵まれた。花の写真は沢山撮れたが残念ながら花の名前が分からない。
どの花がどれだけ貴重で珍しいのか分かると花の撮影ももっと楽しいだろうなと思った。

写真学校の一行と思われる人達と一緒に廻ったが、先生格の人は花の名前をすらすらと言っていたし、写し方も格別に上手い(ファインダーをちょっと覗かせてもらった)
どの世界にもプロはいるものである。拙い小生が撮った写真を添付します。
        写真4 浅間風露・・・・・花びらに雨の滴が残っている


帰りに石塚さんのお宅でウイスキーをご馳走になった。
小生は石塚家の愛犬“きらり”ちゃんと仲良しになれたが、石塚さんと早川さんは将棋に熱中していた。
勝負の結果を発表するのは差し控えますが、二人とも相当真剣でしたね。









アオバトと湿生花園撮影会
阿川 泰 (2004/9/9)
写真3 秋の代表的な花 萩