最近のホテル事情 小野 智史
最近、東京駅の真前にあの「シャングリラホテル」がオープン・・・とのこと。
この不景気な御時勢に、しかも一番ランクの低い部屋で一泊7万円、最高ランクのスイートルームはなんと一泊100万円とのことである。
一晩ぐっすり寝ただけでこんな高額を支払うのは、なんともったいない・・などと思うのは、長年サラリーマン生活を送り定年後の年金暮らしをしている庶民の感慨なのかもしれないが、世の中にはそういうホテルに何泊もする人々がいるのであるから驚きではある。
そんなニュースを聞きながら、ここ数年の出張でよく利用する一泊6〜7千円で利用できるビジネスホテルの様々な取り組みを紹介してみようと思います。
昨年の実績では月平均6〜7泊利用したことになりますが、このところの各ホテルの変貌ぶりは目覚ましいものがあります。
禁煙ルーム、禁煙フロア、全室インターネット無料利用、朝食付き・・などは当たり前で、朝食も工夫がされています。
「おにぎり朝食」で有名な「東横イン」も最近はサラダメニューを増やし、おにぎりだけでなくパンも数種類用意し飲み物も数種類のジュースやコーヒーも飲み放題に。
また地方の東横インでは、夕方チェックインするとカレーライスが無料提供されています。
部屋のTVでは週変わりで2本の映画が常時放映されていたり、フロントの側には全国に無料で通話のできる電話を設置、パソコン2台とプリンターが無料利用などサービス向上に取組んでおり利用者には嬉しい限りです。
東横インの客室と朝食(撮影:佐藤)
他のホテルも負けていません。「ルートイン」では朝食をバイキング型式にし食べ物、飲み物の種類も実に豊富で、ヨーグルトなども提供し一流ホテルの朝食と較べてもひけをとらない内容です。いつも食べ過ぎには注意が必要ですが・・・。「アパホテル」や「ドーミーイン」では、その土地で採掘した本物の温泉を用意してあり、高崎アパホテルなどは、駅に直結した場所で温泉ですから驚きです。
最近急速に拡大展開している「スーパーホテル」は、チェックインからチェックアウトまで係員と一切会うことなく全ての処理が出来るようにシステムが出来ていて、枕、パジャマなども各種サイズが用意され、好みのものを選べるようになっています。
これらのホテルは生き残りをかけて、必死にサービス向上に努力している様子が伺え涙ぐましい程です。
いずれもインターネット予約割引、会員優待割引(何泊かすると一泊が無料など)、日曜前泊割引(〜50%割引)、60歳以上割引・・など各種割引制度があり更にお得に利用できるよう配慮されています。
そのような各種サービスの割安感が利用者層を拡げ、最近ではビジネスマンだけでなく、夫婦、カップル、更にはツアー団体までも利用が増えており、いつもフロントは人々で賑わっています。
最近宿泊した中で驚いたホテルは、「相鉄フレッサイン鎌倉大船」です。
いつもの通りチェックインを済ませると、フロントの係りが私の目の前に8枚のカードを広げて、「お好きなカードをどうぞ選んでください」
とのこと。
驚いたがその中の一枚を選んで裏返すと「ヒラリー賞」2000円割引と書いてあるではないか!一泊3000円になってしまった。
一緒にチェックインしている他の人を見ていると、「イチロー賞」が1000円割引、「入浴剤賞」などで、最高賞が「オバマ賞」で宿泊費半額であった。
私のは2位のものであったが、「オバマ賞」「ヒラリー賞」「イチロー賞」とは愉快で、チェックイン時からホテル側のユーモア心と和やかな気分にしてくれる心配りが嬉しく、思い出に残ったホテルとなった。
皆様も何処かに旅行する時などこれらのホテルを利用されては如何でしょうか・・・
また素晴らしい出逢いがあるかもしれません・・・・・・