田んぼdeファッションショー
佐藤 幹郎
私の住んでいる隣町、穂別町は人口3,800人、稲作とメロン作りの町です。
9月26日、ここで地元のお年寄り達が田んぼの中でファッションショーをやるというので行って来ました。
実は彼らは、昨年、映画監督、崔 洋一氏の指導を受けて、何と自分たちだけで「田んぼdeミュージカル」という
ミュージカル映画を完成させました。
開拓時代から苦労して築き上げた稲作を捨て、メロンへの転作を図ろうとする若い世代との葛藤を経て、最後は
老いも若きも一体となって、町おこしに成功する歴史を愉快に自分たちで歌い、演じました。
この製作風景が、NHKTVで放映され、日本にもこんなに元気で愉快なお年寄り達がいるのかということで大反響を呼びました。
今回はファッションショー。
嫁さんの着物を売って馬を買い、ほとんどを粗末な野良着で開拓に精を出してきた彼らに、「死ぬまでに一度はジーパンをはいてみたい」と願う人が多いことから、おしゃれで楽しく働ける「わしらのファッション」を創ろうという話がもちあがり、札幌の衣料会社の協力を得て、本当に作ってしまったという訳です。
というわけで、今度も何か面白そうです。
町役場に会場は何処かと訊ねると、仁和下という地区名だけ教えてくれ、とくに目印になるようなものはないが、行けば分かるという。
総監督が76歳の森林組合副理事長さん、モデルさんは66歳から84歳までの20人。
しかし、ショーは予想を超える本格的なものでした。
ファッションも作業着だけでなく、冬の散歩用のウインドブレーカ、スポーツウエア、女性の冠婚葬祭用まで多彩。
本当にびっくりでした。
若い人たちが、裏方で黙々とサポートしていたのも、とても気分の良いものでした。
以下、写真でリポートします。
カーナビを頼りに行ってみたが、たしかに目印になるような
ものはない
駐車場は田んぼの畦道です
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受付でもらったプログラム
稲穂が貼り付けてあります。
La Riziereはフランス語で田んぼの意
将来ファッションを売り出すときはブランド名に しようという夢があるそうな。
ファッション制作でのデザイナーとのやりとりから、ファッションショーに至るまでをドキュメンタリ映画にするという。
カメラマンは84歳。
こちらはTV局のカメラマン達
関係者への炊き出し。
私も、そのふりをして、美味しい穂別米のおにぎりとみそ汁を
いただいちゃいました。
開演は日が暮れた17:30から。
明るいうちにリハーサルです。
本番開始。音楽に乗って、プロのモデルさん並にポーズ。
これがジーンズを使った「わしらがファッション野良着」
ゲートボールなどのスポーツウエアだそうです。
ナイスショット!!
これから寒くなるとこれだね。
向こうにいるのは黒子さんです。
モデルさんをサポートします。
何せ広大な田んぼの真ん中、帰りは真っ暗闇の畦道を歩かなくてはならない。
でも要所に、ろうそくを並べた道しるべ。
温もり溢れるファッションショーでした。
ゆっくり車を走らせると、ありました!小さな看板が
ライブスクリーン、音響、照明など本格的。
バックは全て米藁で出来ています。