45年ぶりの雪祭り

佐藤 幹郎

私が学生の時、下宿の子供達にせがまれて行って以来実に45年ぶりに札幌雪祭りを見物しました。
45年前は巨大雪像もなく、「町の商店街が主催する雪だるま大会」的規模であり雰囲気でもあったこの祭りも今や北海道への観光客導入の一大イベントとなっています。

いつからか自衛隊が大量の隊員と機動力を動員して巨大雪像を作るようになり、子供達主体の祭りから大人達の祭りへ、そして今は観光客それも海外(台湾、韓国、オーストラリアなど)の人たちを意識したものへと変化しているように思われます。

三年前、革新系市民団の支持を得て当選した札幌市長は自他ともに認める国歌、国旗嫌いそして自衛隊嫌い。
もはや雪祭りには欠かせない存在となった自衛隊に「敢然」と自らのイデオロギーをぶっつけ険悪な関係となり、さらには自衛隊のイラク派遣に反対を唱えたことで爆発寸前の状態。

かといって札幌雪祭りで当地に落ちる金が500億円ともいわれる経済効果も失いたくもなし、今年は不承不承協力の姿勢をとっているという日本の政治の縮図みたいものが背後に見え隠れしております。

難しいことはとにかく、以下写真にて第57回札幌雪祭りの報告をします。

今回の私

第12回雪祭りの時の私
大通り公園会場の全景(札幌テレビ塔展望台より)
写真上部中央部にはライトアップされた大倉山スキージャンプ台が見える          >写真を拡大
氷の広場 世界自然遺産に指定された知床の
生き物の氷の像が並ぶ。 
ヒグマ     >写真を拡大
キタキツネ   >写真を拡大
エゾシカ   >写真を拡大
シマフクロウ  >写真を拡大
アンコールワット宮殿
シンセサイザの演奏に連動して照明が変化する
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今や4歳児でも「フォー!」と真似して
知っているレイザーラモンHGと琴欧州
1912年北海道旭川で日本人に初めてスキーを教えた
レルヒ中佐の一本杖スキーの実演
オーストラリア メルボルンの王立博物館を模した雪像の
前でのコンサート。
135kgの氷柱1000本を組み上げて作った。
昼間も日光の下で青く輝く。
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          >昼間の写真
同じくメルボルンのフリンダース・ストリート駅の
縮尺4/5モデル。
5tトラック350台分の雪を使い、制作参加人員は
延べ3000人という。

最近、冬の北海道の観光の上客は台湾人とオーストラリア人です。
彼らはスキーリゾートに押しかけ、とくにオーストラリアの人達はニセコが大変気に入ったようです。彼ら専用のロッジやペンションができ、分譲マンションを購入する人も次々と現れているようです。

台湾は雪祭りを利用して自国に日本の観光客を呼び込もうと昨年から観光局が自ら雪像を作って宣伝にこれ努めています。


故宮博物館、八卦山大仏、台北の超高層ビルTAIPEI101
などを配した台湾観光局の雪像。
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台湾観光局の休憩処
ゴルフの宮里 藍ちゃんの左右に沖縄首里城と
守護神シーサーを配した雪像「ドリーム藍ランド沖縄」
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法隆寺 金堂

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  >昼間の写真
雪のすべり台の順番を待つ子供達
誘拐防止?学校名と通し番号入りのゼッケンを付けた小学生
かに汁600円、ホット牛乳400円などなど雪祭り価格とは言え
ぼり過ぎではないか
札幌駅までの帰り道、赤煉瓦の道庁に寄り道

自衛隊なしには開催できない雪祭り。
税金で雪像つくるのは反対。自衛隊「だったら、自分たちだけでやってごらんよ」
「自衛隊は市民の言論まで弾圧するようになってきたぞ」

私が最初に雪祭りを見物した前年の夏、安保闘争が吹き荒れました。
日本の革新といわれる人達が大人になるためには長い長い時間が必要なようです。