作者の言葉    幻の偽絵師 内藤 蕨庵
  
コトは昨年の作品展の打ち上げ会の席上、酔っ払った誰かの「どうだい、三八会のロゴを作ったら?」という
一言から始まった。

「そういうことは、○○さんに任そう」と安易に私の名前を挙げたのは、舎弟(?)のバッド進藤君だった。
こっちも酔っていたので、迂闊にも「三八会じゃ作り難いけど、ミツバチ会なら何とかなるかもナ」と調子を
合わせてしまったのが悪かった。

だからと言って別に責任を取る必要もないのだが、そこは物好き老人のサガとでも言おうか、ミツバチにまつわる
言葉を片っ端から引っ張り出してアレコレする内に、ロゴではなく、「これでウタでも作ろう!」と思い到って
しまったのである。

最初に幾つかのフレーズを作って恐る恐る佐藤会長に送ったところ見事にボツとなった。
何かの集まりで会員諸君に紹介して見たところ、歌詞の中の「蜜を集めて毒造る」という文言が気に入らないと言う
意見が出たそうな。
更には、「我々男性群を働き蜂になぞらえているのかも知れないが、働き蜂は全てメスである、オス蜂は巣の中に
居て生殖作業にのみ従事するのだ!」と、予想もしない方向からの一撃も食らい、とんだ恥をかく結果となった
(働き蜂が全部メスなんて、皆さん知ってましたか?)。

打ちひしがれて雌伏一年、今年の作品展の打ち上げ会の余興にと思い、少々文言を直し、ご丁寧にもパソコンお絵かき
のいたずらCG(?)まで添えて持参したのが本作の原案である。

北大出身の会長のお気に入るようにと、先ず最初にクラーク博士を持って来たのは吾ながらの知恵で、甲斐あって
今回のはボツにならず、これでカレンダーを作ったら?という提案も受け入れられた。

カレンダーなので12ヶ月分必要ということで、不足分の三作ほどは追加した。
中で12月の分は、今年の作品展で数学の集合論(!)を使ったという会長のCG作品に発想を得、画像も会長に
新たに発注して作ってもらった。

アングラ会員は何かと気を使うものである。  

なお、当初のイラストは画質が悪く、技術論で会長から様々なご指導ご叱責を頂いた上、ついにはカレンダーの
作成と歌詞のレイアウトは全て会長の手に委ねる破目になったことを申し添えます。