ハワイ旅行記    

            (1)ビッグ・アイランドへ  
2011/05



四月のある日、小野さんから思いがけないお誘いあり。
「来月ハワイへ一緒に行かないか?」
ハワイはハワイでもハワイ島ワイコロアの高級リゾート、小野さんはそこのタイムシェアメンバーだという。
とくにスケジュールは決めずに、思いつくままにその日その日を過ごす一週間の旅という。
同行者は入社した時からの大先輩の阿部さんという。一も二もなくOKした。

海外旅行は長男の6年前の結婚式以来、ハワイへは何と15年ぶり。オアフ島とカウアイ島へは行ったが、ハワイ島へは初めてである。

パスポートの期限はぎりぎり残っていた。久しぶりの海外旅行とて、いろいろ調べながら準備をしている内に
その日はあっという間に来てしまい、気が付いたら機上の人になってしまっていたという状態。

夜に成田を発ち、夕食後一杯やりながら映画を一本見ているうちに眠り、目が覚めるとはやハワイの上空である。
硬度12,000メートル、外はマイナス50度Cだという。ふと窓をみると外には氷の結晶が張り付いている。
これから常夏の島に降り立つというのに、ちょっと変な気分である。



飛行機の窓に付いた氷
                          
ハワイ島のコナ飛行場は溶岩の原っぱの中にあった


ホノルルで国内便に乗り換えハワイ島へ向かう。
眼下にハワイの島々を眺めているうちにあっという間にコナ国際空港に到着。
ホノルルに比べるとこじんまりとした田舎の空港の雰囲気である。早速現地の歌と踊りが出迎えてくれた。




コンドミニアムのチェックインが午後からということで、昼食がてらカイルアコナの町を散策することになった。
カイルアコナはコナ空港から最も近い大きな町で、ビッグアイランド(ハワイ島)観光の玄関口であり、またかってハワイ王国の時代には首都が置かれていたこともあったという。




コナの町に入ると白く輝く教会が目立ちます。1820年ハワイ州で最初に建てられた由緒ある教会で、小野さんの娘さんがここで結婚式を挙げられたそうです。
早速、小野さん思い出のモクアイカウア教会を訪ねることにしました。




建てられたときは藁葺きだったそうですが、現在は小さいながら存在感のある建物になっています。
壁はハワイ島特産(?)の溶岩をモルタルで固めて作られたとのことで写真からも分かると思います。





内部は一見粗末な木造に見えますが、ハワイのエッセンスがきっちりと詰まっているとパンフレットに書いてありました。
柱や梁はハワイ独特のオヒアという木が使われています。火山が噴火して溶岩が大地を焼き尽くして後、真っ先に生えてくる生命力の強い木がオヒアだそうです。
祭壇や椅子はハワイのマホガニーと呼ばれるコアの木が使われており、この木は現在保護区にしか生えていない貴重なものだそうです。

教会から今度は海の方へ歩く。突き当たった道はアリイ・ドライブといって、カイルアコナの町のメインストリートである。
海岸に沿って緩やかにカーブし、綺麗な海の景色や行き交う船を見下ろすように、沢山のレストラン、ホテルそして土産物屋が建ち並んでいる。

気温は高いが、湿度が低いせいか歩いても汗も出ず快適だ。
海辺の軽食の店に入り昼食をとることにする。
まずはビールを一杯と注文するが、無いとの返事。酒類提供の規制が厳しいのか、日本の飲食店のつもりで注文するとこうなってしまうのを後にまた経験することになる。




 
アリイ・ドライブ                  海を眺めながら昼食


食事の後、観光船や小さなボートやカヌーが出入りする船着き場をぶらつきました。
目の前でパフォーマンスを楽しんでいる女性達がいました。




                                
脱皮したカニの殻が残されていた


車に戻りこれから一週間お世話になるワイコロア・ビーチのコンドミニアムへと向かいます。

ハワイに来る前に、車の運転をどう分担するか議論がありましたが、やはりハワイのエキスパートである小野さんに一任ということになりました。




広大な溶岩の原っぱの中の道路をワイコロアに向けて坦々と進みます。

コンドミニアムのチェックイン前に買い物をしようということになり、このリゾート内にあるクイーンズ・マーケットへ寄る。
ビールやワインにつまみ、総菜、朝食の材料などを購入。あれもこれもと三人が三様にいろいろ買い込んでしまう。
何とか重複は最小限にしたものの何とショッピングカート満載で合計200ドル以上も買ってしまった。

さて、買ったはいいが、車に積めるの?
幸いレンタカーはとにかく大きな車がいいというので、フルサイズのタウンカーを借りていた。
すでに三人のゴルフバッグや旅行鞄が入っていたが、無節操な大量の買い物もちゃんと収まってめでたしめでたし。





ワイコロアビーチの"The Bay Club"にチェックイン。
リゾートホテルをイメージしてきたが、周りの自然に融け込んだ低層の建物が静かに建ち並んでいた。
そのうちの一つ、2ベッドルームの部屋といっても、設備が完備したキッチン、食堂、居間に大きなテラスが付いたちょっとした高級マンション一戸分の贅沢なスペースだ。




テラスに出てみると、なんと眼下にはゴルフコースが拡がっているではないか!
明日からがいよいよ楽しみになってきた。

                           〜続く〜