山八会誕生から10年
                      石塚  洋  佐藤 幹郎

1.それは一通のメールから始まった
2013年も暮れようとする12月、石塚が次のようなメールを皆さんに送った。
会員の皆さんが寄る年波で足腰が弱ってきたのは否定できなかったから、何かをせねばという思いに駆られていたからだ。
それが証拠に、三八会発足時から始めたゴルフ大会が、この4年ほどで、年一回開催するのがやっととなり、みんなのプレーぶりも、「飛ばない」の愚痴だけではなく、よれよれ状態で18ホール踏破するのがやっと、という状態の者たちが増えてきていたからだ。
ゴルフをやらない人も参加可能で、気軽に足腰を鍛える方策の一つとして何かをやろうというわけである。
とりあえずは、「鎌倉アルプスを歩く会」と命名し、スタートすることにした。

  

「鎌倉アルプスを歩く会」と命名したのは、鎌倉アルプスには6っものハイキングコースがあり、
三八会の皆さんが大体は神奈川県の住民であるから集まりやすかったこともある。
そして、6回も続いたらとりあえずはこの会の企画は 成功した!思いたかったからだ。
しかし、次のメールにあるように、2回目は鎌倉ではなく二宮吾妻山、第3回目は根岸、続く4回目は横須賀方面と鎌倉アルプスから違う場所へと活動の範囲が広がっていった。

これでは「鎌倉アルプスを歩く会」では駄目だ。 第二回目はとりあえず「山歩き会」としたものの、急ぎ「山八会」というのを考え、次のメールにあるように、「三八会」の中で正式名称としてオーソライズしたのだった。




「鎌倉アルプスを歩く会」改め[山八会」の目的と行動基準は次のように定めた:
(目的)
1.会員の体力維持と親睦を図る
2.近隣の名所旧跡を訪ね新たな知識を得る

(行動基準)
1.神奈川県内を中心にコースを決める
2.歩数は1万歩を目指す
3.月に一回開催することを原則とし、その都度、報告者を決めレポートを残す

2. 日程とコースを決める難しさ
日程
毎月1回、平日の日取リを決めるのは簡単なようでなかなか難しい。
各人の都合を聞いてみると三八会の仲間は多趣味かつ活動家が多い。絵画教室、ヨガ教室、太極拳教室、合唱団、定期的通院(リハビリ)、自治会役員会、歩く会などなどに参加しており、消去法で平日を消していくと、現在は月曜日、第3、第5火曜日のみが皆さんの都合のいい日と限られている。
レストランは月、火、水曜日の定休日が多い。特に鎌倉は水曜日が定休日が多い。
一人でも多くの参加者を募りたいので、これらを、重ね合わせると、日程を決定する自由度は極めて小さくなってしまうのだ。

コース設定のためのアンチョコ
最初の頃は大磯町立図書館に通い「鎌倉~三浦半島ハイキング30コース」「神奈川の古墳散歩」
「鎌倉古寺歴訪」「神奈川歴史探訪」「東京自然を楽しむウーキング50コース」などなどを参考に我々の脚力に合うコースを選んだ。
平成31年(2019)には三八会で購入して頂いた「東京発半日徒歩旅行」もコロナの中大いに活用した。
大磯図書館も小生の無言(?)のリクエストに応えてくれ、種々のガイドブック」を購入してくれている。

  
    
コース設定に参考にした参考書

最近はネット検索で、季節に応じたコース紹介なども大いに活用している。
ガイドブックだけでは道順が不明なコースは地元の友人知人に先導役やらコースについてのアドバイスでお世話になっている。
とくに鎌倉在住の内藤さん、大和在住の横田さん、逗子在住の小生の従弟である喜美雄君には助けられている。

先を読む
常に3か月先のコースを探すようこころがけている。
只今現在は今年5月のコース「子安の里ツツジ観賞と沢下り」を確認中である。

また近年は猛暑の襲来もありその対策として、7~8月は博物館、美術館、記念館など「屋根のあるところ」を選びたいと考えている。

ランチは何処で?
季節に合わせたコースが決まると「ランチ処」の調査に入る。コースの最寄り駅周辺のランチ処をネットで徹底調査する。これが楽しみの一つとなっている。頼りにしている情報はネットに書かれている「口コミ」である。
和食、洋食、中華とバランスを考えながら選ぶことにしている。今までの皆さんの評判は概ね良好と受け止めている(うぬぼれか!?)
時々店に入り、凝ったメニューを頼むと、なかなか注文の品が出て来なくて焦る(?)ことがよくある。
三八会の皆さんは気が短く、5分と待っていられない! そのくせ食い物と飲み物にはうるさい!から。

雨天決行
前述の事情から、皆さんの空き時間に合うように日程を組むには、最短でも40日前には日時を決める必要がある。問題はその日の天候である。、
しかし、世の中いくら進歩したとはいえ、当日の天候は予想がつかない。
従って、山八会は基本的に「雨天決行」にしている。台風接近で2度ほど中止になったことは」あるが、集合時間帯が土砂降の雨だったのに、目的地に着いたら陽がさして来たことが何度かあった。
山八会は晴れ男揃い!」と言われている所以だ。

3.山八会10年の記録
山八会
は2013年スタートからついに10年目を迎えた。
台風の接近やその他の都合により中止されたのを除くと、2023年末までに実に80回開催したことになる。
そして何より特筆すべきは、歩いているうちに体調不良で動けなくなるとか、などのアクシデントが皆無だったことだ。

歩数
前述のように、山八会の行動基準として「歩数は一万歩を目指す」というのを決めた。
それもあって、第一回目は張りきったせいもあるが、実に17,723歩を記録している。
しかし、それ以降80回実施したなかで10,000歩を超えたのは、1/4にあたる20回にしか過ぎない。
もちろん、歩数は設定したコースによってほぼ決定されてしまう。
下の図は発足以来のすべての回の歩数を年度毎に平均したものをプロットしたものである。
これを見ると、年々歩数の減少の傾向は明らかである。
幹事が会員の「衰え行く体力」を考慮したコース設定をした結果とも言える。
  
  

年間開催数
上のグラフで、年間の開催回数を見てみると、出だしは2ヶ月に一回程度だったのが、3ケ月に2回程度までになっていったが、2020,2021年はかなり落ち込んだ。コロナ流行のせいである。
コロナが下火になり、2023年は開催数が急回復というか、急上昇した。
これは、昨年末で86回となり、100回の大台が見えてきたからだ。
しかし、焦らず騒がず、2025年の佳き日に記念すべき第100回目を迎えられればそれでhappyと
考えている。
齢八十を越えた会員のみんながいかに健康を保持するか、それが出来れば自然に達成可能な目標だからだ。

その他
(1)ランチのあとに、スイーツを
昼食後にスイーツを楽しむのが恒例になってきている。昼食の店にスイーツがなければ、そこを出た後に、わざわざ別のお店を探してまで楽しむようになってきている。
いつから始まったのだろうか? いままでのレポートを調べてみると、どうやら令和元年(2019)5月に鎌倉を訪問して以来「ルーチン化?」したようだ。
 
(注)山八会の昼食後に初めてスイーツの店を訪問したのは、従弟の佐藤喜美雄君の案内で逗子駅ちかくにある有名ケーキ店「珠家」に入ったのが初めてだ(2016/1深作レポート
この店は石原慎太郎・裕次郎ご用達のお店で、石原家が来た時に使うテーブルに山八会の連中が陣取った写真が残っている。


ランチを終えた後、駅西口近くにあるフレンチレストラン「古我邸」のガーデンテラスで可愛いウエイトレスのサービスを受け、病みつきになってしまったのが事の始まりのようだ。

     
      
チーズケーキを運んできた可愛い娘

それと、スイーツの店の一角を占拠している爺さんたちの姿を見て、女性客から「なんなの
あの人たちは?」と好奇の視線を向けられるのが快感だ、などと言うひともいるようだ。


(2)鎌倉七切通を全て踏破
第31回(2017年)に最初の切通し(亀ヶ谷坂切通)を通ってからちょうど6年後の奇しくも同じ12月11日に名越切通を通り、七つの切通全てを踏破した。 何事も、長く続ければ、思いがけない記録ができるものだ。
  
  第86回山八会で鎌倉七切通をすべて踏破した小生と阿川、柏木、広瀬の諸氏

4.山八会の今後の展望
山八会のメンバーも全員が齢八十を超えて、もうすぐ半ばに達しようとしている者もいる。
前に掲げたグラフが示すように、いくら元気だといっても、歩数は年と共に「漸減」していることは否定できない。
統計によれば、
我が国の要介護者の割合は80〜84歳では25.8%、それが数年経て85歳以上になると59.8%に達するという。1人で自宅から集合場所まで、電車やバスを乗り継ぎ行くこと自体が
容易ならざる年齢に達しているのだ。
このことを考えれば、どこかの公園で日向ぼっこした後に、昼飯を食いながら軽く一杯やって、
そのあとスイーツでも食って世間話をするような会でもいいのじゃないかとも思う。
その時になったら、また「別な会の名前」を考える必要があるかもしれないが、、、

そんな日まで、皆が健康であることを祈念しつつ筆を置く。