トルコ・ブルガリア 15日間の旅(その2)    小野 智史
◆ ソフィアへ ◆・・・・・・・・・・・・・・・・

いよいよBulgariaである。イスタンブールから1時間のflightでSofiaのヴラジデヴナ国際空港に着く。
タクシーでホテルに向かうが、金額がトルコと8桁違うのでホットする。
周囲の建物もアラブからヨーロッパに変わった。 首都Sofiaは古い歴史を感じさせるが、TRAMやトロリーバスがクルマと一緒に道いっぱいに走っていて雑然とした感じが第一印象。

今回の旅は「Bulgaia」を知ることにあるので、まず首都ソフィアに3日ほど滞在することにした。
キリル語とブルガリア語の中での体験は、不自由極まりないが、覚えていった少ない言葉でも使えば慣れてなんとかなるから、不思議である。
小生の名前はОНО ТОШИФУМИ、ソフィアはСОФИЯである。

ホテルの朝食はトッピングヨーグルトとハーブティ(チャイとも言う)にパンとスープとソーセージが主で、このチャイが種類が豊富で、実に美味しくBulgaria滞在中毎朝飲むことになる。
                                           
朝の散歩は近くのジェンスキバザールへ出かけて豊富な食材の数々とここに暮らす人々の賑わいを感じるのがなんとも心地良かった。
赤いパプリカは1kg 90ストティンキ(≒63円)と書いてあった。
蜂蜜は巣ごと瓶に詰めたものが、山に積まれて売っていた。アカシアのが一瓶200円であった。
 
朝の街
ジェンスキバザール
世界遺産で有名なリラの僧院へ、車をチャーターしてSOFIAから3時間、田舎の道を走ったが、周囲は見渡す限りの田園風景、リラの村から山岳に入り標高1147mにある僧院に着いた時には疲労困憊であった。
山奥に忽然と現れるギリシャ正教の僧院は荘厳で美しく、しばしの間現世を忘れさせるに充分であった。
リラの僧院
リラの僧院の内部
リラの僧院からの帰り道、レストラン プチェリナに立ち寄った。
ピーマンのサラダ、マスのパスタルヴ、ビールはKAMENITZA(ブルガリアのプロヴディフ産)、焼きたてのパン、水牛のヨーグルト、ハーブティを食べたが、どれも自然で美味しかった(フクスノ!)。
トルコでは羊のヨーグルト、ブルガリアでは水牛のヨーグルトを食べているが、腸の中でどんな具合になっている
のか、などとつい思ってしまう。
これだけ食べて700円とは驚いた。それにしてもこの国の物価の安いのには驚く。
レストランプチェリナ
マスのパスタルヴ
ソフィアの像
ショッピングモール
街風景
ブルガリアへの旅を思い立ったのは、一年前のあるTV番組での国の紹介を見てからである。
これからのlong stay先を捜して、近年、各国を周っているが、ヨーロッパでの拠点を捜していた時期であったので、早速情報収集を開始した。
そんな中でmail交換をするようになった仲間ができたので、訪問を兼ねて今回のブルガリアへの旅となったのである。
全て自分で手配する自己流なので時間が掛かるが、それも旅の楽しみだと思っている。

さて次はTV番組で紹介されたシプカ(ШИПКА)の街である。



◆ シプカ へ ◆・・・・・・・・・・・・・・・・

いよいよ今回の旅の主な滞在先である、シプカに向かう。Sofiaのバスセンターは、今年完成したばかりの立派なもので、国内外各所へ向けての、51の発着所があり、ブルガリアの交通の主役がバスであることを感じさせる。
シプカ向けには一日一本の16;00発の直通バスがあり、3.5時間の長距離乗車である。
バスセンター
鉄道の駅
旅半ばのカルロヴォという町に来たころ、突然後ろの座席にいた老夫婦から声を掛けられた。
現在ソフィアに住んでいる、バゴベスト シシコフさんとツァンカさんというこの御夫婦は、日本に約2年間滞在したことがあるとのことで、懐かしくて声をかけたとのこと。
シシコフさんはブルガリアの科学アカデミーのProfでTelecommunication Deptのheadをしており、ツァンカさんは、Soft designのprofをしているとのこと。

夫妻そろって日本に対する造詣が深く、特に京都(宇治)と東京(小金井)に住んでいたせいもあり、京都・奈良の神社仏閣から季節の行事、飛鳥のキトラ古墳、歌舞伎、琴、能、相撲のことまで、実に詳しく知っているのには驚かされた。
しかも奥さんのツァンカさんは最近、日本を紹介した本(本の表紙にはYAPONIYAと書いてある)を昨年の10月に出版したとのこと。
カザンラクという町で、御夫婦がバスを降りられる前に、出版した本をカバンから出し、自らsignして、手渡してくれたのである。

こんな日本から遠く離れたブルガリアの田舎道を走るバスの中で、こんな偶然に出逢うとは、まさに旅の感動である。感無量。
ツアンカさんと息子
ツアンカさんが出版した本

カザンラクからは乗客は私一人となり、心細いこととなったが、お陰で暖かい気持ちのまま、終点のシプカSTまで
たどり着く事が出来た。シプカ到着は19:30分で、真っ暗な大きな広場に降ろされた。
広場にはホームステイ先であるイヴァンとトーシャさんと高田夫妻が出迎えに来てくれた。
ドーベルヴィッテル、ブラゴダリャ(こんばんは、ありがとう)!!

イヴァンとトーシャさん夫妻のホームは立派なもので、3階の4部屋ある2BRの一部屋を用意してくれた。
部屋に落ち着いてすぐ、夕食。ワインを飲みながらの肉料理とたっぷりのサラダ、蜂蜜入りヨーグルト、デザートは葡萄と桃とヨーグルトアイスクリームで、談笑しながらゆっくりとした時間を過ごした。
レカノーシュトゥ(おやすみなさい)

朝食はハーブティ、パン、卵料理、そしてたっぷりのヨーグルト。食後、シプカの町を散歩、爽やかな空気を胸いっぱい吸いながら歩くと、会う人が必ず、ドブロウートロ!(おはよう)と大きな声で挨拶を交わす。
子供たちがいたので、日本から持ってきたお土産を分けてあげると、ブルゴダリァ!!(ありがとう) 
爽やかな朝の散歩。
シプカの町並み
散歩からの帰路、先ほどの子供たちの両親が待っていてくれて昼食に招待されてしまった。遠慮したが、どうしても来てくれと子供達からも一緒に依頼されてしまったので、これも縁と思い御邪魔することになった。
招待された近所のステファンとソータンカさんの家での昼食は暖かい心のおもてなしであった。

ブルゴダリァ!!(ありがとう)











    (その3)へ続く