三八会創立60周年例会兼第83回山八会
                (文と写真)佐藤幹郎


  
オレンジドームゆがわらでの三八会例会

東芝トランジスタ工場へ昭和38年に入社・配属された仲間たちが結成した「三八会」が今年
ついに60周年を迎えた。その間、会社の保養所やクラブがつぎつぎと閉鎖され、定期的に行ってきた例会や行事が滞る傾向にあった。

そんな中、高橋さんの尽力により、ある健保組合が運営する保養所が使えることになり、
念願だった創立60周年を記念する例会を湯河原で開催できることになった。
ご自身の体調不良や、奥様の介護などで参加者はわずか7名となったが、湯河原駅に集合、
東京都電機健康保険組合が運営する「オレンジドームゆがわら」に向かった。
かって多くの文化人が愛した温泉地湯河原の奥座敷ともいうべき場所に位置し、カラオケ室も
完備という我々の例会にとって絶好の会場だ。


駅前にはお迎えの車が来ていた。急峻な曲がりくねった坂道を登りまた上り、モダンなデザインの「オレンジームゆがわら」に到着。

 
  
ロビーからの眺望

小高いところにあるだけに、ロビーからの眺望が素晴らしい。
ロビーや食堂が三階、我々の客室が一階、風呂が四階となっていて、慣れるまで少し戸惑う。

早速、大浴場へ汗を流しに。大浴場というだけあって、10名ぐらい入っても十分余裕だったが、あれ?!脱衣カゴが6ヶしかない。
「別に脱いだものは棚の上に置けばいいじゃない」とさっさと風呂に入る。
これが「三八流」 四階だけあって風呂からの眺望はさらに良い。

ひと風呂浴びて部屋に戻ると、広瀬さんがスマホと格闘中。
「あれ?ここは free WiFiないのか!?」「いまどきWiFiないとこなんてあるんだ」
とかいろいろ文句をつけている。

 
   
スマホと格闘中

小生もネットでニュースをチェックしたかったが、
「しょうがない。通信料払って、メールのチェックだけにしよう」
とタブレットを起動して、WiFiを表示させると、あれ!オレンジドームゆがわらの無料WiFiがあるではないか。
「広瀬さんあるよ」で彼は再びスマホいじりに戻った。

そうこうしているうちに、午後6時少し前に「お食事の用意ができました」と場内放送が
あり、皆そさくさと三階の食堂に向かう。

食堂の前には今夜のお献立表が表示されていたが、あまり期待せずに席につく。

  
    
オレンジドームゆがわら「本日の夕食献立」

ところが、席に着くやいなや、多彩な料理をこれでもかこれでもかと二人の係が交代で運んでくる。
先ずは豪華なお造り。

  
    
鯛の尾頭付きの豪華なお造りが、、、、これで三人前

料理到着のラッシュに、みんな自分の眼の前の席の料理をどうレイアウトするかに忙殺される始末。


       
次々とやって来た料理の品々

料理の器にもこだわりが感じられ、高級料亭に行っても、ここまで期待が出来るかどうかというほどの豪華な食膳となった。
ここで、ビールで乾杯、三八会創立60周年の例会がスタートした。

  
    
ビールで乾杯。三八会創立60周年記念の例会のスタート。

今日の例会はかしこまった挨拶や、皆さんの近況報告などは省略。すぐに飲み食いと気軽な雑談に移った。
ただ、石塚さんから2つの提案あり:
1)来年から恒例の春の花見はいろいろな場所を設定せずに「新宿御苑」にて行いたい。
  開花の時期に合わせて、日時と場所の選定を気にしないで実行可能なことが其の理由。
2)現在進行中の「山八会」は82回を数えたが、是非100回の大台に乗せたい。
  いまのペースでいっても、実現は再来年になりそうだが、みんなが元気なうちに大台    に乗せたい。

異論があろうはずもなく、賛成多数。明日の湯河原町立美術館見学と万葉公園散策を、急遽 第83回の山八会に繰り入れることもすぐに決まった。

八時からはカラオケ、それまでゆっくり飲みながら他愛のない雑談となったが、やはり話題は今日来られなかったひとたちのこと。
荒木田君、進藤君、小野山君たちのこと、それに奥様の世話が必要な深作君や小野君のこと
などなどが話題に上がる。

大腸の手術で、「人口肛門」をつけていた早川君がそれから開放され、久しぶりに復活して
参加した。 以前と変わらぬ飲みっぷりを見て一同安心する。

  
     
飲みっぷり復活の早川さん          どんどん消費された徳利

すぐに八時が近づき、一同宴会場からカラオケ室へと移動。
カラオケ室は人気とみえて、いくつかある部屋はすべて予約で埋まり、使用時間も1時間と
短め。カラオケ好きの面々ゆえ、「6人で一時間では2曲/人は難しいかな?」との声も。

  
   
カラオケ室にて

いつものとおり石塚さんが先頭を切って一曲。続いて阿川さん。ここのリモコンは操作が難しくなかなか次の曲が入らない。そうこうしているうちに、阿川さんが歌い終わり、すぐ次の曲を入れろとリクエスト。
「今日は時間が短いから、まずは皆さんが一人一曲ずつ唄ってから」と言い聞かせても、
「俺はまだ唄っていない」とダダを捏ねだす。


  
   カラオケ6人衆

結局、阿川さんが「ゴリ押し?」で2曲歌い、佐籐、早川、広瀬が歌い終わった時、時計は早くも9時のタイムアウト寸前となる。


   
    
大トリで「襟裳岬」を熱唱
ここで大川さんが満を持して登場。歌うは「襟裳岬」だ。
森進一の歌唱で有名になったが、大川さんのはオリジナルのヨシダタクロー風か?
まさに熱唱である。フィナーレを締めて、今夜のカラオケはこれでお開きとなった。

  

部屋に戻るとすでに布団が敷かれているが、まだ9時を少し過ぎただけ。
話は懐かしい現役時代へのそれへと自然に戻って行く。
「あいつは今どうしてる」「まだ生きてるか?」などなど、、、

   
     缶酎ハイで乾杯、乾杯

「広瀬がシンガポール社の社長をしていた時、社長室に鍵をかけて一服やったな」と言っていると、
早川さんがホープの小箱を取り出して吸い始めた。「おれにも頂戴」かってヘビースモーカだった二人の
手が伸びて、箱はすぐに空になった。かくして夜は静かに更けていった。

   
     美味しい朝食

朝が来た。向こうの山は黒い雲に覆われ、その下はすでに雨が降っているようだ。
朝風呂に入るひとも。やがて、「朝食のご用意ができました」のアナウンス。
アジ干物、笹かまなどがおかずの和朝食を美味しくいただく。
朝食を終えた頃には、天気は一転して快晴にかわり、「今日も暑くなるのか?」との心配も。

今日は昨夜決定されたとおり、第83回の山八会のスタートである。湯河原駅までの車に乗り込む前に
全員で記念写真を撮る。

  🦪
      オレンジドームゆがわらの玄関前で

お世話になりました。楽しい一夜をありがとうございました。
しかし、記念写真を撮るほんの少しの時間が、次に起こるトラブルの伏線になっていようとは、、、、

        →第83回山八回レポートへ続く